ドローン事業に200時間飛べる有線給電式ドローン「PARC」を導入 田中電気株式会社(東京・秋葉原)の挑戦

ドローン事業に200時間飛べる有線給電式ドローン「PARC」を導入 田中電気株式会社(東京・秋葉原)の挑戦

ドローン事業を展開する田中電気株式会社(東京都千代田区、第表取締役社長:田中良一)はモトローラ・ソリューションズ株式会社と共に米 CyPhyWorks(サイファイ・ワークス)社の有線給電式ドローン「PARC(パーク)」を導入、販売・レンタル・保守を開始した。


 昭和25年創業の田中電気株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中良一)は、無線通信事業や放送設備点検など幅の広い事業を展開している。平成28年にはドローン事業も立ち上げ、都心の秋葉原でドローンスクールを開校し、機器レンタルなども行っている。
 平成28年11月、モトローラ・ソリューションズ株式会社と共に米 CyPhyWorks(サイファイ・ワークス)社の有線給電式ドローン「PARC(パーク)」を導入、販売・レンタル・保守を開始した。200時間(8日間)という驚異的な長時間飛行が可能なため、活用範囲は計り知れない。デモフライトに有線ドローンPARCの実力を見た。

有線給電ドローンPARC(パーク)

 埼玉県埼玉県さいたま市桜区大久保領家にある田中電気グラウンド(旧浦和ルーテル学院羽根倉総合グラウンド)は、田中電気のグランドとなっている。都心からも近いのもかかわらず、人口集中地区外でドローンの飛行申請は不要。普段はサッカーグランドとして使用しているが、ドローン練習場として貸し出しているという。PARCのデモフライトが行われた当日は快晴ながらも田中電気グラウンド周囲の樹木が大きく揺れる風の強い日だった。

 PARKの仕様は以下の通り。
・PARCは電源供給さえ可能であれば約200時間(約8日間)連続の長時間飛行の実績がある。
・機体重量は5.5kg、最大直径は135cm。
・積載可能重量は約1.6kgで、搭載物としてはカメラ以外に化学品探知センサーや放射線センサーなどの各種センサー、通信機器、赤外線、ナイトビジョン、熱センサーなど、さまざまな探知機器の搭載が可能だ。
・3軸ジャイロで常に安定した飛行を可能としている。
・最高飛行高度は電源供給用ケーブルが伸ばせる122メートルまで可能。
・仕様電圧は1070v、万が一給電用のケーブルが切れても内蔵バッテリーで自動的に着陸する仕様となっている。
・組み立て工具が不要。

 フライトはまずグラウンドの中央にPARCが置かれ、ゴールポスト付近に制御装置(パソコン)とスタッフが待機した。プロペラが回り、飛ばす合図とともにPARCがフワッと浮くように飛んだ。高度を増すにつれ、風にあおられて左右に動くも姿勢は安定していた。
 電源供給用のマイクロフィラメントテザーは驚くほど細いが、非常に軽く丈夫なケブラー素材で作られており、高出力と高速通信の両方が処理できる。離陸し高高度でホバリングすると、定点から情報を得るような活用が適している印象を得た。
 米軍とCyPhyWorks(サイファイ・ワークス)社がの共同開発ということで、米国内では長時間飛行できるメリットを生かして国境監視などに使用されているという。日本でも平成28年の東京マラソンでは、警視庁がゴール付近を監視するためにCyPhyWorks社に依頼してPARCを活用した実績がある。
 田中電気によると今後は。国内のスポーツイベントなどに活用したいとのことだった。

PARC制御装置。自動離着陸、ホバリングも地上からのボタンひとつで操作可能。

30倍工学式ズーム対応HDビデオカメラが搭載されている。他にも360度オムニ(魚眼)カメラ、追跡機能オプション付きナイトビジョン(IR)搭載カメラなどが搭載できる。

ケースにコンパクトにまとめられたPARC。組み立ては工具不要。

田中電気の秋葉原ドローンスクール

 平成28年秋に開校、秋葉原駅から徒歩1分にあり、ドローンを操縦する上で、必要な知識や技術を最短4日間の集中プログラムで学ぶことができる。

 秋葉原ドローンスクールは一般社団法人日本UAV産業振興協議会JUIDA認定校。JUIDA認定スクールは、無人航空機産業の健全な発展のために、無人航空機運航上の安全に関わる知識と、高い操縦技能を有する人材の養成を行っている。JUIDA認定スクールにおけるJUIDAが定める科目を終了した操縦士には、JUIDAが定める申請手続きを行ってもらうことにより、JUIDA『操縦技能証明証』が交付される。
 また、JUIDA操縦技能証明証を取得し、かつ飛行業務の経験を有する方を対象として、無人航空機の安全運航管理に関する基礎知識とリスクアセスメントを習得し、修了者には同様にJUIDAが定める申請手続きを行ってもらうことにより、JUIDA『安全運航管理者証明証』が交付される。

カリキュラム

 座学は「田中電気株式会社 8階ショールーム」で行い、操縦実技訓練は埼玉県の浦和にある「田中電気グラウンド」に場所を移して行う。
 毎月、受講開催前に無料説明会を開催してる。詳細は以下を参照のこと。
 http://drone.tanaka-denki.co.jp/school/

田中電気グラウンド

場所    田中電気グラウンド(旧浦和ルーテル学院羽根倉総合グラウンド)
      埼玉県さいたま市桜区大久保領家
      (トイレ・駐車場あり)
利用時間  午前の部 9時00分~12時00分
      午後の部 13時00分~16時00分
      定休日  土曜日・日曜日・祝日(年末年始・ゴールデンウィーク)
利用料金  午前の部・午後の部 50,000円(税抜)
      (同時飛行 各2組まで 1組5名まで)
飛行エリア 高さ 150mまで
      広さ 約10000㎡
予約方法  1.郵便番号、2.住所、3.電話番号、4.メールアドレス
      5.利用希望日
 ・     第一希望日 時間帯
 ・     第二希望日 時間帯
 ・     第三希望日 時間帯
      6.利用人数
      7.入金予定日
      以上を記入の上、問い合わせること。
      問い合わせ先はこちらから  https://www.tanaka-denki.co.jp/contact/
管理人   田中電気株式会社
規約    こちらを参照 http://drone.tanaka-denki.co.jp/rental/img/kiyaku.pdf