【慶大×田村市】校庭でファントムを操作! 南先生から大切なメッセージも・・・

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 慶應義塾大学との〝ドローン連携〟の一環で進められている、福島県立船引高校でのドローン特別講座は2月8日、第4回を開催し、生徒たちが初めて、DJIの主力機、「ファントム3」「ファントム4」を操作した。チームによっては、屋外でも操作を体験。ミニドローンでトレーニングを積んできた生徒達は、DJIの安定性に目を輝かせた。


 この日は、①空撮、②レース、③地域課題解決のそれぞれのチームが、計画を進めるために必要なDJI製「ファントム」の操作を体験。レースチームには、海外のメジャーな大会にも参戦していることで知られる慶大ドローンレースチーム「KART」の主力メンバーで、慶大総合政策学部の小原志優さんが指導にあたり、生徒たちを屋外に導き、モデルフライトを飛騰したあと、プロポ(送信機)を生徒にわたし、操作を体験させた。
 生徒たちは操作を堪能したり、その操作をのぞき込んだり、ファントムから手元に送られてくる映像に見入ったりしていた。その後は体育館に戻し、レースドローンやミニドローンでレース形式のトレーニングに励んだ。
 空撮チームには、第1回から指導している特別講座の主任講師で、慶大ドローン社会共創コンソーシアム事務局長の南政樹政策メディア研究科特任助教が、作品の作り方について生徒たちの意見を聞きながら、方向を確認。空撮チームも全員がファントムの操作を体験し、歩行者の横からの撮影に取り組んだ。
 地域課題解決チームには、ドローン社会共創コンソーシアムの研究員で、JUIDA認定スクールを運営する株式会社スペースワン(福島県郡山市)を経営する、小林康宏代表の手ほどきでファントムの操作を体験。片付け方などの基礎から、定点観測に必要な同一ルートをたどる技術などを学んだ。

ファントムの扱い方を生徒にていねいに指導するスペースワンの小林康宏代表

 この日はチームごとのトレーニングを終えたあと、南事務局長が、講座に参加している生徒全員にメッセージを伝えた。
 「みなさんには大きな責任があると思っています。それは、みなさんがこの講座で学んだことを、まだ学んでいない次の世代の人や、周りの人に伝えていくことです。自分よりも年下とは限りません。教えるためには、自分が学ぶだけでなく、何を学んだかを振り返っておくことが大切です」
 「それから、自分たちで練習方法を考えてみてください。これまでたとえば『蛙跳び』では、左手だけの操作をしたり、ドローンが跳ねるように上下を繰り返す操作をしたりしました。ほかに、ホバリング、正体往復、逆体往復、横向き往復、スクエア、サークルとかやりました。こうしたこともいかしながら、新しい練習方法も編み出してください」
 「この講座は、とりあえず3月17日に修了することになります。その後、どうするか。4月以降どうするか。学校が決めることもあります。でもぼくは、主役は生徒のみなさんだと思っています。みなさんが今後もドローンに携わりたい、何かしたい、という思いを持つのなら、ぼくたちはみなさんを応援します」
  生徒たちはこのメッセージを胸に、それぞれのチームが定めた目標の達成に向かってラストスパートに入る。

南政樹事務局長からのメッセージを真剣な表情で聞く、船引高校の生徒たち

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