米国防総省、マイクロドローン103機による編隊飛行が成功したと発表

米国防総省、マイクロドローン103機による編隊飛行が成功したと発表

 米国防総省は、昨年10月に超小型ドローンを使った実証実験をカリフォルニア州チャイナレイクで実施、世界最大規模となるマイクロドローン103機を編隊飛行させることに成功したと、9日発表した。


 この実験は、飛行中の3機のF/Aー18スーパーホーネット戦闘機から103機のマイクロドローン「Perdix(パーディクス)」が放出され行われた。
 2012年に戦略能力研究局(SCO)を創設したAsh Carter国防長官は、「この実証実験の成功にお祝いを言った。これは私たちに敵対する勢力よりも1歩先に出る最先端のイノベーションで、自律システムの開発を進歩させることになる」と語った。
 国防総省戦略能力研究局のWilliam Roper局長によると「Perdixは事前にプログラムされ動くものではなく、ドローン各々が意思決定できる分散型の1つの頭脳を共有し、生物の群れのように相互に協力しながら行動する」と説明した。
 また「PerdixはすべてのPerdixとコミュニケーションをとりながら、他のPerdixと協力し合えるため命令する者を必要としない。群れへ入退場を行うドローンにもうまく対応できる」と付け加えた。
 今後ドローンが、ハチの群れのように敵対勢力を攻撃するような日が来るのだろうか。

Perdixを飛行中に放出した3機のF/Aー18スーパーホーネット戦闘機

この記事のライター

関連するキーワード


米国防総省 Perdix

最新の投稿


空撮の専門家が挑むオリジナルVTOL機(2) =小宮光裕氏の世界=

空撮の専門家が挑むオリジナルVTOL機(2) =小宮光裕氏の世界=

ドローンによる空撮は、二極化になると予測する有限会社ティーエーエムの代表を務める小宮光裕氏。現在は、空撮専門の会社を経営し、自らもドローンを飛ばして空撮をサポートする。その小宮氏に、空撮市場の方向性について聞いた。


空中だけではない、中国の優れた水中ドローンメーカー4社の製品

空中だけではない、中国の優れた水中ドローンメーカー4社の製品

DJI(大疆)やEHang(億航)をはじめとする中国の新興ドローンメーカーの大きな貢献により、軍事機器だった飛行ドローンは完全に日常生活の身近な道具になった。彼らは鳥の視点から見た世界を提供しようと努力しているが、一方で、海中の眺めを提供することに特化した中国企業も存在する。


ソフトバンクの+Style、ドローンのように浮く手で持つ必要がない傘「free Parasol」の商品化に向けたアイデアを募集

ソフトバンクの+Style、ドローンのように浮く手で持つ必要がない傘「free Parasol」の商品化に向けたアイデアを募集

ソフトバンク株式会社は、 アイデアや試作中の製品を商品化に向けて支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style(プラススタイル)」の「プランニング」で、 ドローンのように浮く、 手で持つ必要がない傘「free Parasol(フリーパラソル)」の商品化に向けたアイデアを、 2017年2月17日より募集すると発表。


福島・南相馬市、楽天と連携協定 ドローンを活用した物流システム構築など目指す

福島・南相馬市、楽天と連携協定 ドローンを活用した物流システム構築など目指す

 福島県南相馬市は2月16日、楽天と包括連携協定に調印したと発表した。協定の内容は、ドローンを活用した物流シシテムの構築など8項目で、今後、具体化される見通しだ。


空撮の専門家が挑むオリジナルVTOL機(1) =小宮光裕氏の世界=

空撮の専門家が挑むオリジナルVTOL機(1) =小宮光裕氏の世界=

ドローンによる空撮を専門に扱う有限会社ティーエーエムの代表を務める小宮光裕氏は、国際航空連盟が開催するF3Aというラジコン飛行機の競技会にも参加したことがある腕前の持ち主。不動産業からドローン産業へと転身した経歴を聞いた。