報道カメラマン・納冨康の『目指せ! ドローンパイロット』DAY 6・愛機Phantomよ、あれがミズーリ川だ

報道カメラマン・納冨康の『目指せ! ドローンパイロット』DAY 6・愛機Phantomよ、あれがミズーリ川だ

報道カメラマン・納冨康(38)。現在は産経新聞写真報道局に勤務し、報道カメラマン歴15年目のベテランだが、ドローンでの空撮は初心者。どちらかというとドローンは敬遠してきたが、上司から「アメリカでドローンを飛ばして雄大な写真を撮ってこい」の無茶ぶりミッションを与えられ、今回ドローンパイロットを目指すことになった。


(個人的に)記念すべき米国初フライト画像。ミズーリ川空撮、澄んだ青空が印象的でした(産経新聞写真報道局・納冨康撮影)

<ドローンパイロット養成・DAY 6> 米国本土緊張の初フライト編

【ミズーリ州セントチャールズのミズーリ川の支流】
 ミシシッピリバープレスツアー初日、早速ドローンを飛ばすチャンスに遭遇。
 セントルイスから北西へほど近いセントチャールズという街。全米一長いバイクロード(386㎞)で知られる「Katy Trail」で朝から自転車に乗ってコース沿いをツーリング。
 自転車は「The Bike Stop Cafe」というレンタルサイクルで拝借。Phantom4のソフトケースを持ち運ぶため、ちょっとした荷物を載せられる小さなリアカーを自転車の後ろに装着してもらった。
 セントチャールズは1821年~1826年まで一時的に州都となった街(現在のミズーリ州の州都はジェファーソンシティ)。
 ミシシッピ川の最大の支流であるミズーリ川が流れる。
 初日の天気は快晴で風もほとんどなく、ツーリングコース沿いのミズーリ川脇のちょっとした広場で米国初フライトに挑戦。
 ミズーリ川のほとりで静かでゆったりとした川の流れをベンチで座って眺めたり、犬を連れて散歩している人も。
 緊張と不安が入り交じる中、日本で教わった通りに成田から何時も手放さずに持ち歩いていた愛機Phantom4をついにセッティング開始。
 今回のツアーのメンバーであるフリーのライターさんたち3人や現地のガイドのアランさん、アシュレイさん、日本からのガイド薄井さんらが「本当にこの人はドローンを飛ばせるのだろうか」という好奇の視線を背中に浴びながら、キャリブレーションを行いプロポに手をかけモーターを始動。

 風が全くないのを確認し、Phantom4を上昇させる。
 まず、安定した動作確認。高度は3メートルほどで安定させて。前後、左右、回転、上昇、下降の機体の動作チェック。モーター音も異音がしないか耳で確認。
 プロポのiPadの画面でPhantom4からの映像がしっかり送られてくるか確認。
 昨晩、バッテリーをフル充電させたものの、初フライトということで慎重にフライト時間を10分間と決め、同行していた方々に10分間を計測していただく。

 高度3メートルでの安定飛行が確認できたところで、ゆっくりと上昇させた。
 ミズーリ川のすぐそばということで、さすがに川の上にまで機体を持っていくことはビビッてできず、高度20メートルほどでホバリングさせて悠大なミズーリ川を撮影。
 その調子で40メートルほどまで上昇させた。
 上昇させてそこから見えるものを動画、写真撮影し10分間が過ぎようとしているところで徐々に下降させ、そして着陸態勢。
 長いようで短かった10分。無事に着陸させ。ほっとした。

ミズーリ川空撮、高度感がもうちょっとですが…(産経新聞写真報道局・納冨康撮影)

   
 周囲に見物する方々からは「あれ、ドローンをもっと飛ばさないんですか?」と物足りないような感じ。
 「すみません。ほとんど、ド素人なものですから。いきなり墜落させてしまったりしたら大変ですし」とつまらない言い訳をした。
 経験不足で少々悔しい思いもしながらも、アメリカでも日本と同じような手順で飛ばせることが確認ができた初フライトでひとまず安心する。
 画像もポイントもあまりなくイマイチだったが、次回のフライトに期待をかけた。
 初めてとしては上出来と自分を納得させた。

■■機材協力■■
DJI JAPAN 株式会社

■■取材協力■■
ミシシッピ・リバー・カントリーUSA日本事務所

■■納冨康プロフィール■■
1978年1月、福岡市に生まれる。
報道カメラマンとしの主な取材歴は
2006年のトリノ五輪で大会唯一の金メダルを獲得したフィギュアスケート荒川静香や、2007年にメジャーリーグ入りした松坂大輔がワールドシリーズで優勝するまでカバーするなどスポーツを中心に取材。今年(2016年)に入ってからは4月の熊本地震、5月の伊勢志摩サミット等を取材。カメラマン歴15年目のベテラン。

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