ウガンダで地すべりと洪水の対策に取り組む3DroneMapping

ウガンダで地すべりと洪水の対策に取り組む3DroneMapping

2019年2月6日 – ウガンダ。南アフリカのKwazulu-Natal(クワズルナタル)を拠点とする3DroneMapping社は、アフリカ全域でプロの航空ベースの調査を提供し、ドローンのデータを用いて地すべりと洪水のメカニズムの解析に取り組んでいる。


ウガンダ東部のブドゥダ地方の地形解析に固定翼ドローンを活用

洪水や地すべりの被害が発生

 2018年末、ウガンダ東部のブドゥダ地方は何日間も豪雨に見舞われた。この地域は、ケニアとの国境にあるマウントエルゴン国立公園のすぐ外にあり、旧火山の噴火口や、密集した熱帯雨林に、非常に急な斜面での集中的な農業を特徴としている。土壌の飽和度が高く、大量の水で溢れると、その地域で地すべりが発生し、財産に大きな損害を与える。
 飽和した泥が他のゴミと一緒に河川に流れ込み、通常の排出を妨げる。これは局所的な洪水につながる。残念なことに、多くの村人は川の土手やたくさんの建物の近くに住み着いていて、悲しいことに多くの命が失われた。

谷の中の狭い空間は、背の高い木々、住宅、農業活動などで密集している。

 被害を評価し、予防策を講じるために、ウガンダ首相府は世界銀行とともに、3DroneMappingに洪水と地すべりの影響が最も大きいと特定された2つの主要地域の詳細なオルソフォトの提供を求めてきた。この要求は、非常に高い解像度で地上レベルでフィルタ処理された数値地形モデル (DTM; Digital Terrain Model)を必要とした。3DroneMappingは、ウガンダで数少ない公認のドローンオペレーターの一社であり、高精度で効率的な空中調査に必要な機器と経験がある。
 調査の対象となったBududa渓谷は非常に急峻で、谷は1300mから2800mのAMSL(海抜高度)になる。谷の中の狭い空間は、背の高い木々、住宅、農業活動などで密集している。対象の地域は標高で1000mも変化するので、写真撮影のための飛行計画は、地面と平行であることが要求された。そこで、高精度のGPSを使用して、計画で特定され使用されている土地区域をサーベイした。

2時間の飛行が可能な固定翼ドローンを活用

 ドローンによる測量では、翼の幅が2mの2枚プロペラの機体が使用された。この固定翼ドローンは、高解像度のカメラとPPK機器を装備して、2時間以上の飛行が可能になる。また、パラシュートによる着陸が困難な地域では、デルタ翼型の小型ドローンを使用した。
 撮影した画像やデータが、高解像度のオルソ画像とレンダリングされた画像を作成し、点群データから地上の標高などを抽出した。対象の地形は、急勾配で植物が密集しているため、データの分類には自動化されたアルゴリズムが使用できず、人手による編集が必要となった。処理には、多くの女性スタッフが担当し、すべての植生と建物に河川や地表以外の点を取り除いた地形データを三角測量し、勾配解析などに使用できるデジタル地形モデル(DTM)を作成した。

作成されたデジタル地形モデルの例

 ウガンダの地図作成チームは、すでにデータに基づいて集落の密度を計算し、関心のある分野と可能性のある短期、高リスクの地域をデジタル化している。このデータは将来の災害を軽減し、また優れた空間計画を可能にするためにも有効に活用される予定。

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