CES 2019で航空タクシーの本格的な設計を発表したBell Helicopter

CES 2019で航空タクシーの本格的な設計を発表したBell Helicopter

2019年1月7日 - 米国ラスベガス。Textron社(NYSE:TXT)のBell Helicopter(アメリカ)は、CES 2019の開催に合わせて、本格的な垂直離着陸(VTOL)航空タクシーを発表した。


オンデマンドモビリティビジョンを形にしたBell Nexus

 Bell Nexusと名付けられた航空タクシーは、ハイブリッド電気推進システムで駆動し、安全で効率的な空の旅を目指して設計されている。6つの傾くダクテッドファンで、オスプレイのように垂直離着陸と飛行を行う。Bell Nexusは、輸送と技術、快適さと便利さの結びつきを意味している。Bell Nexusは、ユニークな機内での経験を提供し、空の旅をより早くするビジョンのもと、乗客の貴重な時間を節約する。社長兼最高経営責任者(CEO)のミッチ・スナイダー氏は「地上レベルでのスペースが限られてくるにつれて、垂直方向の交通問題を解決しなければなりません。それがベルのオンデマンドモビリティビジョンです。業界は、私達の航空タクシーの出現を予想していました。ベルは、今回の発表を非常に誇りに思っています。このインフラストラクチャを構築するための当社の戦略的アプローチを採用した設計が、Bell Nexusの世界への展開の成功につながると考えています」と話す。
 Bell、Safran、EPS、Thales、Moog、GarminからなるTeam Nexusは、BellのVTOL航空機とオンデマンドモビリティソリューションを共同開発している。Bellは、VTOLシステムの設計、開発、製造を主導する。Safranは、ハイブリッド推進システムと駆動システムを提供し、EPSはエネルギー貯蔵システムを提供し、Thalesは、飛行制御コンピュータ(FCC)ハードウェアとソフトウェアを提供し、Moogは、飛行制御作動システムを開発し、Garminは、アビオニクスと車両管理コンピュータ(VMC)を統合する。
 Bell Nexusのデビューと並行して、Bellは自律ポッド輸送(APT)のためのエキサイティングな新しいベンチャーに注力する。APTファミリーには、医療、法執行機関、オフショアミッション、オンデマンド配信サービスなど、多くのミッションセットに対応できるペイロード機能がある。Bellは、APTが取り組む現実の課題を示すために、新しい業界へと展開する。
 また、将来の飛行制御のために、ベルのFuture Flight Controlシミュレータは、CES 2019の参加者に、新しい体験を提供する。ベルは、将来の航空管制の形成に役立つデータを積極的に収集している。Future Flight Controlシミュレータからのデータは、どのような行動やインタフェースが平均的な潜在的なオペレータにとって直感的であるのか、そしてどのような以前の経験や能力がこれらの意見に貢献するのかを決定するために使用される。
 最新技術とソフトウェアの進歩により、都市部の空の旅はより一般的になりつつある。重要な最後のステップは、個人が安全かつ効率的に都市型航空機を操縦することを可能にする飛行制御エコシステムの設計にあるとベルでは考えている。

CES 2019の会場に展示されたBell Nexus

この記事のライター

関連する投稿


DJI、内蔵ディスプレイ搭載「スマート送信機」を CES 2019 で発表

DJI、内蔵ディスプレイ搭載「スマート送信機」を CES 2019 で発表

DJIは、CES 2019 で DJI ドローン用の内蔵ディスプレイ搭載のスマート送信機を発表した。


CES 2019、ドローン関連の展示が約90社

CES 2019、ドローン関連の展示が約90社

1月8日から米国ラスベガスで開催されるCES 2019に、今年もドローン関連の展示コーナーが用意され、世界中から89社のドローン関連の展示が予定されている。


Swift020 VTOLドローンが石川県の林業と協力してフライトに成功

Swift020 VTOLドローンが石川県の林業と協力してフライトに成功

2018年8月13日、カリフォルニア州サンクレメンテ。Swift020 UASは、石川県農林研究センター、地方森林協同組合、主要林業界の指導者と協力して、2018年7月23-25日に石川県内の密集した森林地帯でフライトに成功したと発表した


スイス発、最大55分の飛行が可能なVTOLドローン

スイス発、最大55分の飛行が可能なVTOLドローン

Wingtra(スイス)社が2017年から販売を開始したVTOLドローンのWingtraOneは、測量や地図の作成に特化し、最大で55分の飛行と自律飛行により最大50kmのエリアをカバーする。


Coaido、Swift XiのVTOL型ドローン「Swift020」とCoaido119アプリが連携した実動訓練の映像公開

Coaido、Swift XiのVTOL型ドローン「Swift020」とCoaido119アプリが連携した実動訓練の映像公開

Coaido(コエイド) 株式会社は、スウィフト・エックスアイ株式会社が主催し、神戸市がサポートするVTOL(垂直離陸)型ドローン「Swift020」のデモンストレーション(7月21日、神戸市のメリケンパーク)に参加し、次世代救命アプリ「Coaido119」連携の訓練を実施した。


最新の投稿


Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

2019年1月22日。DJIは、Phantom 4 RTKファームウェアv01.07.0116をリリースした。細かいバグの修正に加えて、マッピング操作に関する機能が強化されている。


ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

2019年1月23日 - 米国バージニア州。航空大手ボーイングの関連企業のボーイングネクスト(米国)は、ボーイングの子会社のAurora Flight Sciencesと開発した電気式垂直離着陸(eVTOL)航空機による自律飛行と地上制御システムを検証したと発表した。


ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

 ドローンレースチーム「JAPRADAR(ジャップレーダー)」が、レース用ドローンを使って高速で疾走するクルマを横滑りさせながら姿勢を制御する自動車競技ドリフトを撮影した映像を公開した。レースで磨いた操縦技術とレース専用機が圧倒的な臨場感を生み出しているうえ芸術的で、ドローンによる撮影領域の拡大を展望させる。


中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

愛知県春日井市にドローンの屋内トレーニングフィールドが1月に本格オープン。


足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区は、株式会社ドローン・フロンティア(東京都足立区)と災害時におけるドローン活用の協定を1月22日、締結した。 東京23区で民間ドローン会社が正式に災害時におけるドローン活用の協定を締結するのは初の事例となる。