【慶大×田村市】船引高校生ドローン部4人が農薬散布教習に挑戦

【慶大×田村市】船引高校生ドローン部4人が農薬散布教習に挑戦

 福島県立船引高校(田村市)特設ドローン部の部員4人が農薬散布の技能を身に着ける教習の初日に臨んだ。ドローンを飛ばせる高校生から、ドローンで農業に貢献する人材への一歩を踏み出した。教習は4日間だ。


ジャパンアグリサービス縄野氏が丁寧に指導

 船引高校はドローンの研究、社会実装などに力を入れる慶大SFC研究所が、ドローンの利活用による地方創生・地域活性化を目指す連携協力協定を最初に締結した福島県田村市にある県立高校。県、市などの協力を得て、ドローン特別講座を開催するなど、ドローンの担い手づくりからはじめ、部員の多くがドローンの腕前を挙げてきた。

 一方、農業利用への取り組みも加速。夏になると背丈が8メートルに及び、生育状況の確認などに手間のかかるビール主原料、ホップ栽培の効率化などでのドローン活用を検討に着手したほか、そのほかの生産農家の課題解決への活用を模索している。

 この日は、農薬散布に必要な知識、技能の教習で実績のあるジャパンアグリサービス株式会社の縄野和幸講師が「農薬散布の教習は食の安全にかかわる。これわかっていないと農薬をまく資格がないですよ、という位置づけです」と教習の意義を説明してから、散布のルールや、DJIの農業用機、AGURAS MG-1で散布する場合、高濃度少量散布が可能になること、電波法や食品衛生法との関係、2人1組で共同作業をすることの重要性、風が吹いているときの散布の手順などを座学での教習を実施した。

 縄野浩志は「わからないことがあれば、なんでも聞いてください」と分かりやすく指導。ときおり出る質問にもていねいに対応し、生徒たちの理解を助けた。教習は24日まで続き、次回以降、実機の教習に入る。

「はーい、これが農薬の実物です。お茶と間違えて飲まないように~」。縄野講師はときおり笑わせながら楽しく教習をすすめた

この日の会場は田村市役所内の会議室。田村市は市をあげてドローンの利活用に取り組んでいる

この記事のライター

関連する投稿


【慶大ドローン】慶大が静岡県小山町とドローン連携締結 田村市(福島県)、神石高原町(広島県)に続き3件目

【慶大ドローン】慶大が静岡県小山町とドローン連携締結 田村市(福島県)、神石高原町(広島県)に続き3件目

 慶大SFC 研究所と静岡県小山(おやま)町は12月18日、ドローンの利活用による研究推進、防災減災の促進などを目指す連携協力協定を締結した。慶大がドローンで自治体と連携するのは3例目。込山正秀小山町長は3月に起きた大雨による災害をあげ「防災減災、治山治水などに取り組み、小山町の活性化に末永く協力を」とあいさつした。


【慶大×田村市】船引高校で特別講座開催 課題は「〇」と「8」を描くこと…やすやすと

【慶大×田村市】船引高校で特別講座開催 課題は「〇」と「8」を描くこと…やすやすと

 ドローン研究に取り組んでいる慶大が指導する福島県立船引高校(福島県田村市)で、ドローン特別講座が開かれ、特設ドローン部の高校生たちが、ドローン初心者の当面の目標である、「〇」や「8」の操作課題を与えられた。やすやすとこなす腕前を披露する徒もいて、操縦の上達が目覚ましい。


【慶大ドローン】慶大南氏、西日本豪雨被災地での取り組みを「SI2018」で発表 徳島大・三輪氏、青学大・古橋氏らと連名

【慶大ドローン】慶大南氏、西日本豪雨被災地での取り組みを「SI2018」で発表 徳島大・三輪氏、青学大・古橋氏らと連名

 慶大ドローン社会共創コンソーシアムの南政樹副代表は12月13日、大阪市で開幕した「第19回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会」(SI2018)で、自然災害被災地でドローンを地元に役立てる取り組みについて、経験や知見を体系化して発表した。


【東日本ドローンサミット】慶大・南政樹氏による「ドローン×災害対応・復興支援」 復興の重要拠点だったJ-ヴィレッジで開催

【東日本ドローンサミット】慶大・南政樹氏による「ドローン×災害対応・復興支援」 復興の重要拠点だったJ-ヴィレッジで開催

 東日本ドローンサミットでは、災害対応、復興支援にドローンがどう使えるのかを検証するセッション「ドローン×災害対応。復興支援」も行われる。東日本大震災の復興拠点となったJ-ヴィレッジで、震災時のドローン活用を、慶大ドローン社会共創コンソーシアム副代表、南政樹氏とともに考える貴重な時間となる。


【慶大ドローン】ドローンレースチームDMM RAIDEN RACINGが登壇 資金も客も集まるリアルな欧州事情など紹介

【慶大ドローン】ドローンレースチームDMM RAIDEN RACINGが登壇 資金も客も集まるリアルな欧州事情など紹介

 ドローン研究に力を入れている慶應義塾大学で、プロドローンレースチーム「DMM RAIDEN RACING」の選手らが教壇に立った。大学院生向けのKPMGコンサルティングによる寄附講座「eSports論」の一環で、最年少の中学生、鈴木匠選手ら3人が、世界を転戦した感想や、世界と日本のレース環境の差について説明した。


最新の投稿


Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

2019年1月22日。DJIは、Phantom 4 RTKファームウェアv01.07.0116をリリースした。細かいバグの修正に加えて、マッピング操作に関する機能が強化されている。


ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

2019年1月23日 - 米国バージニア州。航空大手ボーイングの関連企業のボーイングネクスト(米国)は、ボーイングの子会社のAurora Flight Sciencesと開発した電気式垂直離着陸(eVTOL)航空機による自律飛行と地上制御システムを検証したと発表した。


ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

 ドローンレースチーム「JAPRADAR(ジャップレーダー)」が、レース用ドローンを使って高速で疾走するクルマを横滑りさせながら姿勢を制御する自動車競技ドリフトを撮影した映像を公開した。レースで磨いた操縦技術とレース専用機が圧倒的な臨場感を生み出しているうえ芸術的で、ドローンによる撮影領域の拡大を展望させる。


中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

愛知県春日井市にドローンの屋内トレーニングフィールドが1月に本格オープン。


足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区は、株式会社ドローン・フロンティア(東京都足立区)と災害時におけるドローン活用の協定を1月22日、締結した。 東京23区で民間ドローン会社が正式に災害時におけるドローン活用の協定を締結するのは初の事例となる。