国際航業ドローンスクール・ドローンタイムズのスタッフが三次元計測まで挑戦

国際航業ドローンスクール・ドローンタイムズのスタッフが三次元計測まで挑戦

ドローンの操縦技術から3次元計測の実践スキルを一貫して習得できる国際航業のドローンスクールに、ドローンタイムズのスタッフが挑戦した。果たして、JUIDA認定カリキュラムをクリアして、彼らは晴れてドローンパイロットになれるのだろうか。


国際航業が提供する3つのカリキュラム

テニスコートを活用して3チームに分かれて操縦を練習

 国際航業のドローンスクールは、3つのカリキュラムを用意している。ひとつは、計測の知識もドローンの操縦経験もない人向けの座学と実技を通して計測の知識や安全運航の知識と操縦テクニックを学ぶ「3次元計測カリキュラム」。ふたつめが、一般社団法人ドローン測量教育研究機構(DSERO)が実施するドローンの計測・技能を証明する認定資格(管理士、技能士)を取得できる「DSERO認定カリキュラム」。そして、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の認定スクールとして、JUIDAの操縦技能証明証及び安全運航管理者証明証を取得できる「JUIDA認定カリキュラム」。

国際航業のドローンスクールが用意するカリキュラム

 ドローンタイムズの吉田氏と廣岡氏の2名が、3次元測量士を目指して「3次元計測カリキュラム」に挑んだ。「3次元計測カリキュラム」は、入門から上級までのコースにわかれていて、現在は中級コースまでの受講ができる。どのコースを受講するべきかは、国際航業のサイトで詳しく紹介されている。

コースの選択方法をわかりやすく解説したサイト

操縦技能コースに挑む2名の勇姿

バッテリーの交換方法なども正しく指導される

非GPS環境で真剣に操作するドローンタイムズの吉田氏(右)

 吉田・廣岡の両名は、本格的なドローンの操縦経験がなかったので、「3次元計測カリキュラム」の「操縦技能コース」も受講した。4日間の座学と実技で構成された「操縦技能コース」は、埼玉県の「フレンドシップハイツよしみ」で開催された。体育館、グラウンドゴルフ場、フットサルコート、テニスコート、研修施設などを備えた「フレンドシップハイツよしみ」では、研修施設でシミュレーターによる模擬操縦や安全運航のための基礎講習が、テニスコートで操縦技能の研修が行われた。
 取材に訪れた初日の技能研修では、飛行開始の基本操作やホバリングに左右移動など、基礎的な操縦を理解した後に、GPSを解除した状態での訓練が行われた。研修を指導した教官によれば、ドローン操縦で発生するトラブルの中でも、GPSロストによるパイロットのパニックが多いという。そのため、非GPS状態のドローンを安定して操作できるようになれば、万が一の事態にも冷静に対処できるようになる。こうした理由から、操作の多くがGPSオフによるドローンの安定した飛行を中心としたレッスンとなっていた。
 実際のレッスンでは、ARM後にPhantom 4がホバリング状態になると、教官がGPSをオフにする。すると、Phantom 4は地球の自転や風などの影響で、機体は勝手に移動してしまう。その状態で、研修者はスティックを微妙に動かしてホバリングの位置をキープできるようにならなければならない。研修の開始当初は、意図する位置に留められずに戸惑う操縦者もいたが、2回3回と練習を繰り返すたびに、各自が上達していった。
 研修では、3〜4名が交代でPhantom 4を操縦する。自分が操作していないときも、他の人が操縦する様子を見ることで、飛行のコツを習得できる。
 国際航業の技術サービス本部 本店営業部 企画グループの本元里奈さんによれば、「操縦技能コース」の座学や実技は経験豊富なスタッフが担当し、国際航業は機材の手配や運営にサポートなど事務局としての業務を担っている。実技の研修中も、国際航業のスタッフがPhantom 4のバッテリーを回収するなど、円滑な運営をきめ細かくサポートしていた。
 「操縦技能コース」は、2日目の実技で機体の斜め移動など、GPSオフで難易度の高い操縦も練習する。そして、研修の最終日に技能検定が行われ、合格すればJUIDAに申請して認定証がもらえる。
 果たして、ドローンタイムズのスタッフは無事にライセンスを取得できたのかどうか。そのレポートはまた後日に。

操縦のコツをつかんで操作に集中するドローンタイムズの廣岡氏(手前)

教官(左)がプロポでサポートしながら操縦訓練が行われる

お話を伺った国際航業の技術サービス本部 本店営業部 企画グループの本元里奈さん

この記事のライター

関連する投稿


陸上自衛隊東部方面隊がJUIDAと災害協定締結 陸自が大規模災害での情報収集にドローン活用

陸上自衛隊東部方面隊がJUIDAと災害協定締結 陸自が大規模災害での情報収集にドローン活用

陸上自衛隊東部方面隊は、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と「大規模災害発生時における災害応援に関する協定」を2月15日、締結した。陸自のみならず自衛隊がドローン関連団体と災害時協定を締結するのは初めて。


目視外飛行に向け福島RTFを使った実証実験実施 JUIDA、JUTM、JUAV3団体連携

目視外飛行に向け福島RTFを使った実証実験実施 JUIDA、JUTM、JUAV3団体連携

JUIDA、JUTMおよびJUAVの3団体は、昨年開所した福島 RTF の通信塔の機能を用いて、将来的な無人航空機の発展のために、福島 RTF において目視外飛行に向けた実証実験を1月23日開催し、今回その内容を公表した。


JUIDAが新春パーティー開催 鈴木理事長「2019年は飛躍元年」

JUIDAが新春パーティー開催 鈴木理事長「2019年は飛躍元年」

 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は1月30日、東京・元赤坂の明治記念館で「新春パーティー」を開き、会員、政府関係者、関係議員らが新春のあいさつを交わした。JUIDAの鈴木真二理事長は2019年を「ドローン飛躍元年」と展望した。


JUIDAの2019年「新春パーティ」開催のお知らせ

JUIDAの2019年「新春パーティ」開催のお知らせ

JUIDAは、無人航空機産業関係者が一堂に会し、2019年の無人航空機産業の発展と飛躍を祈念し、交流・連携を深める「新春パーティ」を1月30日、東京・港区元赤坂の明治記念館で開催する。


管理団体32と1年前の2倍超 最大はJUIDA 講習団体も304に

管理団体32と1年前の2倍超 最大はJUIDA 講習団体も304に

 国交省航空局は1月1日付で、管理団体、講習団体に関するHPの内容を更新した。ドローン操縦技能指導などを提供する「講習団体」として新たに17団体が加わり304団体が掲載された。講習団体を管理する「管理団体」は前月から3団体増え32団体となり、1年前の2倍超になった。最大は管理数が86と掲載されたJUIDAだった。


最新の投稿


陸上自衛隊東部方面隊がJUIDAと災害協定締結 陸自が大規模災害での情報収集にドローン活用

陸上自衛隊東部方面隊がJUIDAと災害協定締結 陸自が大規模災害での情報収集にドローン活用

陸上自衛隊東部方面隊は、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と「大規模災害発生時における災害応援に関する協定」を2月15日、締結した。陸自のみならず自衛隊がドローン関連団体と災害時協定を締結するのは初めて。


エアバスが都市の航空移動に関する民間の認識を発表

エアバスが都市の航空移動に関する民間の認識を発表

2019年2月11日。航空機大手のエアバスは、自社のサイトで都市の航空移動(UAM)に関する民間への調査結果を公開した。最新の調査によれば、UAMへの期待は高まっているという。


高度2万メートルから地球を観測するASTIGAN A3ドローン

高度2万メートルから地球を観測するASTIGAN A3ドローン

英国のAstigan社(航空宇宙分野のイノベーターチームと英国のOrdnance Survey)の合弁事業によって設計および製造されたASTIGAN A3は、高度2万メートル上空から地球を観測する。


【慶大×田村市】高校生が農薬散布機運用へ一歩 2人が訓練、4人がすでにライセンス取得

【慶大×田村市】高校生が農薬散布機運用へ一歩 2人が訓練、4人がすでにライセンス取得

 慶應義塾大学と包括連携協定を締結し、ドローンによる地域活性化に積極的な福島県田村市で、地元の福島県立船引高校の生徒2人が2月13日に、市内で農薬散布機の訓練に取り組んだ。船引高校ではこの2人を含め、すでに4人がライセンスを取得おり、今後もドローンを使って地元への貢献に意欲をみせている。


Saashaのメッセージビデオにドローン ササモモさんに贈る曲演奏中に自撮り 

Saashaのメッセージビデオにドローン ササモモさんに贈る曲演奏中に自撮り 

 ドローンのイベントなどでしばしば起用されるシンガーソングライターのSaashaが、女性ドローン操縦士、ササモモ(佐々木桃子)さんの登壇するトークイベントにサプライズでビデオメッセージを寄せた。その中にドローンが登場するシーンがあり、会場が涌いた。