ISO総会「ISO/TC20/SC16」東京で開幕 ドローンの国際標準策定目指す

ISO総会「ISO/TC20/SC16」東京で開幕 ドローンの国際標準策定目指す

 ドローンの国際標準策定を目指す国際標準化機構(ISO)総会「ISO/TC20/SC16」が日本で開幕し、26日から議論が始まった。30日まで各国の委員が分野ごとに意見を交換する。26日には一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)がレセプションパーティーを開催し、シンガーSaashaが歌で会場を盛り上げた。


「近い将来には意思決定ドローンも!」野波氏が乾杯 レセプションパーティーで Saashaも登場

 今回のISO/TC20/SC16は、日本工業規格委員会(JISC)が運営。ドローンの安全性評価や運用ルール、教育訓練認証などについて米国、英国、フランス、中国、韓国、ロシアなど各国の委員との議論の進行をつかさどる。日本からもJUIDAやJAMSS(有人宇宙システム株式会社)などから委員が参加。ドローンスクールの拡がりが海外からも評価されていて、教育訓練分野での議論をリードする。

 JUIDAは26日、「ISO/TC20/SC16 Reception Party」を開催し、総会参加者を含め約60人が参加した。会ではISO国内委員長を務めるJUIDAの鈴木真二理事長が「JUIDAは2014年に創設され、ドローンの発展に努めてきた。しかしまだ危険という認識もある。標準化の議論を通じて克服していきたい」とあいさつ。続けて来賓として、経済産業省産業技術環境局国際標準課の黒田浩司統括基準認証推進官、「ISO/TC20/SC16」のジョン・ウォーカー議長がそれぞれあいさつにたった。

 ISO国内委員会副委員長をつとめる、株式会社自律制御システム研究所(ACSL)の野波健蔵代表取締役が「日本郵便が目視外で郵便局間の配送を始めるなど日本国内のドローンとその利用は進化している。近い将来、自分で意思決定をし、自律航行できるドローンが登場すると信じている」と会場を沸かせ、乾杯の音頭を取った。
 
 パーティーの間にはシンガーSaashaがJUIDAアンバサダーとして登場。ドローンのテーマソング「Fly」を含む3曲を披露し、参加者を魅了した。

レセプションパーティーで断章するジョン・ウォーカー議長とJUIDAの鈴木真二理事長

乾杯のあいさつをするACSLの野波健蔵氏

「ISO/TC20/SC16」のレセプションパーティーではSaashaが歌で盛り上げた

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