20歳の起業家が米国でTeal Oneドローンの販売を開始

20歳の起業家が米国でTeal Oneドローンの販売を開始

2015年に17歳でTeal社を創業したジョージ・マタス(George Matus)CEOは、3年の歳月をかけてTeal Oneドローンの製品化を実現し販売を開始した。最高速度60mph(約96km/h)の高性能ドローンは、米国のドローン市場を革新するだろうか。


 Teal Oneドローンは、NVIDIA TX1を搭載し、PX4ベースのフライトコントローラで飛行する。

NVIDIA TX1を搭載し完全モジュール設計のTeal Oneドローン

Teal社(米国)を創業したジョージ・マタス(George Matus)CEO

 Teal社(米国)を創業したジョージ・マタス(George Matus)CEOは、幼い頃から空を飛ぶことに憧れるだけではなく、起業家を目指してレモネードスタンドを始めたり、冬にはそれが売れないとわかると、ホットチョコレートスタンドに切り替えるなど、10歳のときからビジネスのセンスを磨いてきた。そして、14歳でドローンレースの世界チャンピオンになり、16歳になるとハッカソンの会場でPayPalの共同設立者であるピーター・ティエル(Peter Thiel)氏の目にとまり、100,000ドル(約1,100万円)の資金を得る。そして、17歳のときに革新的なドローンを開発する目的で、Teal One社を創業した。それから3年の歳月を経て、マタスCEOの夢を形にしたTeal Oneドローン($1,199:約13万円)が発売になる。

米国では$1,199(約13万円)で予約を受け付けている

 Teal Oneドローンは、NVIDIA TX1を搭載し、PX4ベースのフライトコントローラで飛行する。Ambarella製のカメラを装備し、720pのライブビデオストリームと、30fpsの4K動画や12MPの静止画を撮影できる。飛行時間は15分で、最高速度は60mph(約96km/h)に達する。機体の構造から横風に強く、40mphの風速でも飛行できる。センサーは、GPSにIMUと高度計にコンパスなどを搭載し、NVIDIA TX1による飛行制御アプリケーションのTeal Flightも提供される。
 Teal Oneドローンの最大の特徴は、耐久性に優れたモジュール構造にある。4つのプロペラは交換可能なアームで固定されている。アームは、$49(約5,500円)で別売されていて、破損や故障時には、2本のネジだけで簡単に交換できる。また、予備のスマートバッテリーは$99(約11,00円)で、本体の下部に取り付ける。
 米国のメディアでは、Teal Oneドローンの性能だけではなく、大学を中退して起業したジョージ・マタスCEOにも注目している。かつて、大学を中退してアップル・コンピュータを創業したスティーブ・ジョブズのように、米国ドローン産業にも新たなスター起業家が誕生するのだろうか。

交換用のアームはモーターがセットになっているので容易に交換できる

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