第二回 北海道ドローン選手権 開催 今年は初の屋外競技に(1/3)

第二回 北海道ドローン選手権 開催 今年は初の屋外競技に(1/3)

2018年9月22日。旭川ICT協議会が主催する第二回 北海道ドローン選手権が、旭川市の旭川市農業センターで開催された。北海道大学や北見工業大学に旭川工業高等専門学校など6チームが参加した。(田中亘)


参加チームと運営委員による集合写真

屋外で牛のバルーンをドローンで空撮し画像解析で頭数をカウント

競技会場の屋外は、20m×35mの長方形のエリア

 昨年の第一回 北海道ドローン選手権は、体育館で開催され、段ボール箱に隠されたサッカーボールをドローンで空撮して数量と位置を解析するコンテンストだった。今年の第二回 北海道ドローン選手権は、初の屋外競技となった。競技は、芝の上に配置された牛を模したバルーンをドローンによる空撮画像から解析して頭数を求める。牛のバルーンは、ネットによって地面に固定されている。バルーンの中には、牛だけではなく鹿や豚や羊に模した形もある。そのため、単にネット内のバルーンの有無をカウントするだけでは、正確な牛の頭数は解析できない。優勝するためには、バルーンの形を認識し、その模様などから牛か否かを判定し、計算しなければならない。昨年に比べて、画像解析に求められる技術が高度になったことから、今回は昨年の優勝校だった北海道大学工学研究院のロボティクス・ダイナミクス研究室は、参加を断念してしまった。
 その結果、今年のエントリーは以下の6チームとなった。(順不同、敬称略)

旭川工業高等専門学校・・・代表者:以後直樹
北海道科学大学 井上ゼミ・・・代表者:櫻井悠渡
北見工業大学 情報システム工学科Aチーム・・・代表者:平田英明
北見工業大学 情報システム工学科Bチーム・・・代表者:松本将治
北海道大学 自律系工学研究室・・・代表者:賀川祐太朗
北海道情報大学・・・代表者:渋谷弘貴

競技場には牛以外のバルーンも配されている

断続的な雨の中で晴れ間を縫って6チームがフライト

開催の挨拶をする実行委員長の小川博 旭川ICT協議会 会長

 選手権の開催にあたり、実行委員長の小川博 旭川ICT協議会 会長が挨拶し、参加者や運営に携わる各校の教職員や学生への謝辞を述べた。小川氏は「本選手権はドローン関連技術の開発と新分野での応用を視野に入れた競技会です。これらの技術は将来に向け広大な北の大地に必須となる技術だと確信しております。さらには、IoT(モノのインターネット)時代に向け、新たな事業に繋がればとも考えています」と開催趣旨を記している。ドローンを飛ばして空撮するだけではなく、そこから得られた画像をICTを活用して解析することで、参加する学生のスキルや開発力の向上に結びつける目的もある。そうした開催趣旨に賛同した学校と学生がエントリーし、競技の場に臨んだ。
 競技会場となった屋外は、20m×35mの長方形のエリアにロープが張られ、四隅にコーンが目印として置かれた。ドローンは、この長方形の範囲内を飛行しなければならない。エリアの外に出てしまうと減点になる。また、高所から俯瞰してしまうと、飛行技能を評価できないため高度も5mに制限されている。そして、離着陸は直径約80cmのドローンポートから離陸し、着陸も同ポートに戻ってこなければならない。着陸時の位置が、どれだけドローンポートから離れているかで減点になる。飛行の制限時間は10分で、飛行方法は自動でも手動でも構わないが、自動航行は加点の対象となる。
 開催当日は、生憎の空模様となったが、断続的に降る雨の隙間を縫って6チームが飛行した。各チームの飛行内容と結果は、次回から詳しく解説していくが、参加したドローンの機種は以下になる。

DJI Inspire
DJI M100 2台
DJI Spark
DJI Phantom 3
Parrot Beboop

(つづく)

離着陸に指定されたドローンポート

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