飛行性能を進化させ自律飛行ドローンのアプリ開発を容易にするSkydio R1

飛行性能を進化させ自律飛行ドローンのアプリ開発を容易にするSkydio R1

レッドウッドシティー、カリフォルニア州- 2018年9月6日- Skydio(米国)は、AIで自律飛行するドローンSkydio R1のソフトウェアをアップデートし、各種の撮影モードを追加した。また、開発者向けにスキル開発のベータ版を公開した。


米国で価格改定し撮影機能も充実させるSkydio R1

 13台のカメラとAIで周囲を認識して、障害物を回避しながら被写体を追随する自律飛行ドローンのSkydio R1。これまでにも、ソフトウェアのアップデートだけで飛行性能を強化してきたが、今回はケーブルカム・シネマティック・スキルを追加した。従来のシネマティック・スキルは、被写体のフォローと先導と並走しかできなかった。新しいケーブルカム・シネマティック・スキルでは、DJIのドローンなどでお馴染みのAB地点間の飛行が可能になる。また、被写体から遠ざかるDronie(ドローニー)や、半周を描くBoomerang(ブーメラン)に、垂直に離陸するRocket(ロケット)などのスキルも追加された。さらに、価格も改定されて$1,999(約22万円)になった。

開発者向けにSDKのベータ版を公開

モバイルSDKなどの開発キットのベータ版を公開

 AIで自律飛行するSkydio R1の性能は、コンシューマ向けよりも商用向けのドローン活用で注目されている。障害物を回避して自律飛行する性能を活用すれば、屋根の自動点検や特定エリアの定点観測に活用できる。Skydio社では、そうした需要に応えるためにモバイルSDKなどの開発キットのベータ版を公開している。
 Skydio Autonomy Platformと呼ばれる開発環境は、AIで飛行するSkydio Autonomy Engineを利用したオリジナルの飛行モードやスキルを設計できる。開発には、Skydio SimulatorというWebベースのシミュレーターも用意されているので、物理的なハードウェアがなくてもPCだけでテストを行える。日本での発売は未定だが、優れた障害物の回避性能と開発者向けのSDKは、産業用途での活用が期待できる。

Skydio SimulatorというWebベースのシミュレーター

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