【慶大×田村市】RCラボの熊谷さん登壇 マイクロドローンとプログラミング体験で目がキラキラ!

【慶大×田村市】RCラボの熊谷さん登壇 マイクロドローンとプログラミング体験で目がキラキラ!

 福島県田村市にある県立船引高等学校で開催されているドローン特別講座は7月14日、国内ドローンレースの普及に力を入れている合同会社RCラボ、熊谷昭一さんを講師に迎え、マイクロドローンとプログラミングの面白さを伝える講義を展開した。


不慣れな「モード1」に悪戦苦闘 「思うように動かない。そこも楽しい」

熊谷さんは、国内でドローンレース普及に取り組んできた経緯を説明しながら自己紹介し、レースに使う機体にカメラを搭載することができること、レースに使う機体の中に、マイクロドローンと呼ばれる手のひらサイズのドローンがあること、マイクロドローンの操作は「モード1」が主流であり、船引高校生が慣れ親しんできた「モード2」とは異なることなどを、映像を投影したり、実機を見せたりしながら解説した。
「それでも、農薬散布、測量などでは「モード1」が使われることが多く、両方できるといろんな仕事の依頼が来ることになりますよ。またレーサーはドローンのありとあらゆる動きを訓練するため、いろんな場面で頼られることが多いです」と、マイクロドローンやドローンレース、モード1に親しむ意義を説明した。
生徒たちは、レース機が搭載したカメラが撮影した映像がスクリーンにうつしだされると、まるで操縦席にいるかのようにめまぐるしく動く風景を食い入るように見入っていた。
熊谷さんは説明のあと、操作を疑似体験できるシミュレーターを用意。手元の操作で、スクリーンの中に映し出されるドローンが映し出される仕組みで、操作がまずいと、ドローンの動きも不安定になる。「一番上手な人、ぜひやってみて」と参加を促されて、1人も生徒が、果敢に挑戦するが、やはり「モード2」とは勝手が違い、地面にふらふらと落下。熊谷さんが「はい。この機体はひとつ20万円です」というと、会場となった体育館がどっと沸いた。
シミュレーターを何人かが使ったあとは、生徒たち3班に分かれて、マイクロドローンの操縦体験に挑戦。かなり慣れてきた生徒も増えてきたが、「あれ、言うこと聞かない」「風の影響受けやすい」と悪戦苦闘をしながらも、楽しそうに挑戦を繰り返していた。
その後、タブレットを使い、Ryze Tech社の小型機「TELLO」を、プログラミングしてフライトをさせる実験にも挑戦。Scratchの日本語入力を組み合わせて、ドローンに伝えてみると、「これで戻ってくるはずなんだけど」と、期待通りの動きをみせないTelloに、「単純にいかない分、おもしろい」と夢中になった。
 その後、マイクロドローンにハイビジョンカメラを搭載して撮影したことが話題となった女性アイドルのプロモーション動画を鑑賞。「これを撮影するためには、4アマ(第四級アマチュア無線技士)だけではなく三陸(第産休陸上特殊無線技士)をとる必要があります。で取っておくと仕事がいっぱい依頼されるようになります」などと説明した。このほか、日本で結成されたプロフェッショナルチーム、RADEN RACINGにも言及。「パリでは市街地の真ん中でドローンレースをやっている。日本でも都心できるようになれば楽しいですね」などと話して、この日の講義をしめくくった。
 船引高校でのドローン特別講座は、慶大と田村市の包括連携協定をきっかけにはじまった高校生向けのドローン講座で、現在第三期が開講中だ。

シミュレーターに挑戦。1期落下するごとに「修理代20万円」「40万円」と跳ね上がり、そのたびに盛り上がった

熊谷さんがマイクロドローンのセッティングを手ほどき

タッブレットをかこんでプログラミングにも調整

夢中になってプログラミング

この記事のライター

関連する投稿


ORSO、プログラミング講師を養成するスクール「DRONE STAR Academy」を4月開講

ORSO、プログラミング講師を養成するスクール「DRONE STAR Academy」を4月開講

ORSOは、生徒が能動的にプログラミング的思考を学ぶことができる新しい教材「DRONE STARプログラミング」を活用したプログラミング講師養成スクール「DRONE SRAR Academy」を4月から開講すると2月21日、発表した。受講受付は2月21日から開始された。


AIアナ「荒木ゆい」の声の技術で避難呼びかけ 神戸でスピーカー付きドローンの実験

AIアナ「荒木ゆい」の声の技術で避難呼びかけ 神戸でスピーカー付きドローンの実験

 DPCA、RUSEAは2月17日、ヴィッセル神戸のホームグラウンド、ノエビアスタジアム神戸(神戸市)で、近所で不審物が見つかったことを想定し、ドローンによる多言語の避難呼びかける実験を実施した。多言語情報発信を手掛ける株式会社Spectee、圧電スピーカー開発の有限会社ZenTecと連携した。


【慶大×田村市】高校生が農薬散布機運用へ一歩 2人が訓練、4人がすでにライセンス取得

【慶大×田村市】高校生が農薬散布機運用へ一歩 2人が訓練、4人がすでにライセンス取得

 慶應義塾大学と包括連携協定を締結し、ドローンによる地域活性化に積極的な福島県田村市で、地元の福島県立船引高校の生徒2人が2月13日に、市内で農薬散布機の訓練に取り組んだ。船引高校ではこの2人を含め、すでに4人がライセンスを取得おり、今後もドローンを使って地元への貢献に意欲をみせている。


セキド、「飛ばして、学んで、感じよう! キッズドローン操縦・プログラミング体験」開催

セキド、「飛ばして、学んで、感じよう! キッズドローン操縦・プログラミング体験」開催

株式会社セキド(東京都国立市)は、新春特別企画として子供向けのドローン操作およびプログラミング体験会を、1月26日にセキド虎ノ門本店で開催


【慶大×田村市】船引高校生ドローン部4人が農薬散布教習に挑戦

【慶大×田村市】船引高校生ドローン部4人が農薬散布教習に挑戦

 福島県立船引高校(田村市)特設ドローン部の部員4人が農薬散布の技能を身に着ける教習の初日に臨んだ。ドローンを飛ばせる高校生から、ドローンで農業に貢献する人材への一歩を踏み出した。教習は4日間だ。


最新の投稿


エアロセンス、4K 非圧縮映像と制御通信の伝送を可能にする有線ドローン AEROBO® onAir システムの販売開始

エアロセンス、4K 非圧縮映像と制御通信の伝送を可能にする有線ドローン AEROBO® onAir システムの販売開始

エアロセンス株式会社(東京都文京区)は、テレビ中継、点検、 監視など多岐にわたるソリューションに向けた自律飛行型ドローン・プラットフォーム AEROBO onAir の新シ リーズとして、有線ドローン、新 3 軸 BLDC ジンバルカメラ)、 新ケーブルシステムの販売を開始する。


Liberaware、屋内空間点検用ドローンのレンタル事業を開始

Liberaware、屋内空間点検用ドローンのレンタル事業を開始

小型産業ドローンの開発を行う株式会社Liberawareは、屋内の狭所空間で利用できる点検用ドローンのレンタル事業を4月から開始すると発表した。


フィンランドのヘルシンキで初となる都市部のドローン配送が始まる

フィンランドのヘルシンキで初となる都市部のドローン配送が始まる

2019年3月15日 – フィンランド。イギリスのドローンインフラ企業Skyports(英国)が、フィンランドのヴァンター(Vantaa)に住む消費者に、ドローンによる小包の配達を革新的なものにする機会を提供すると発表した。


CFDの法人向け水中ドローンレンタルサービス「春の半額キャンペーン」開催中!

CFDの法人向け水中ドローンレンタルサービス「春の半額キャンペーン」開催中!

PCパーツの総合サプライヤーCFD販売は、水中ドローンの法人向けレンタルサービスで、一部製品のレンタル価格が半額になるキャンペーンを開催中。


水素燃料電池を搭載した中国のLQ-Hが初飛行に成功

水素燃料電池を搭載した中国のLQ-Hが初飛行に成功

上海の英字新聞Shanghai Dailyのサイトで、中国のCommercial Aircraft Corporation(COMAC)が、水素燃料電池を搭載したLQ-Hの初飛行に成功したと報じた。