精密農業に最適化されたPix4Dfieldsが発表される

精密農業に最適化されたPix4Dfieldsが発表される

ドローン用画像解析ソフトを開発するPix4D(スイス)は、精密農業に最適化されたPix4Dfieldsを発表した。


1デバイス月額約2,5000円のライセンス料

Pix4DfieldsはPC用ソフトとクラウドで構成される

 Pix4Dfieldsは、農業や畜産業からの情報をもとに開発された農地分析用ソフトウェア。ドローンに搭載したマルチスペクトルカメラで撮影した画像を解析し、クラウドを介して離れたオフィスでも作物の生育状況などを的確に把握できる。ソフトウェアは、農業に最適化されたシンプルなユーザーインターフェースを提供し、現場で迅速かつ正確な生育地図を作成できる。Pix4Dfieldsのために開発されたリアルタイム処理エンジンにより、現場で高解像度の地図を作成し、結果を迅速に把握できる。

Pix4Dfieldsを活用した精密農業のワークフロー

 Pix4Dfieldsを活用した精密農業のワークフローは、図のように4つのプロセスで構成される。最初のプロセスでは、ドローンを飛行させて農場を撮影する。次のプロセスで、Pix4Dfieldsによるインスタントマッピングによる画像処理で、農地の状況を現場で迅速に把握する。第三段階では、収集したデータをオフィスで解析して、植生指数を比較し、ゾーニングなどを集計する。そして最終段階では、農地の正確な植生情報をトラクターや農場運営者と共有して、薬剤や肥料などの的確な散布や収穫などを実践する。

Pix4Dfieldsで解析できる主な内容

 Pix4Dfieldsは、オルソモザイクをはじめとして、フィールド境界や植生指数地図に、ゾーネーションマップと処方マップにアノテーションなどの画像を出力できる。利用価格は、1デバイスあたりの月額ライセンスが230CHF(約25,000円)で、年間のディスカウントもある。クラウド処理は無制限だが、サポートされるマルチスペクトルカメラに制限がある。

この記事のライター

関連する投稿


Parrotが精密農業用ドローンParrot Bluegrass Fieldsを発表

Parrotが精密農業用ドローンParrot Bluegrass Fieldsを発表

2018年11月8日 - フランス。Parrot(仏)は、マルチスペクトルカメラを標準搭載した精密農業向けのドローンParrot Bluegrass Fieldsを発表し、アメリカなどで販売を開始した。価格は、$4,490(約50万円)


Delair(仏)が農業・林業の大規模測量に最適化された新しいUAV UX11 Agを発表

Delair(仏)が農業・林業の大規模測量に最適化された新しいUAV UX11 Agを発表

2018年11月6日-フランス、トゥルーズ。商業用UASソリューションのサプライヤであるDelair(仏)は、農業向けに最適化された新しいUASプラットフォームのDelair UX11 Agを発表した。


精密農業の世界市場は2023年に95.3億ドル(約1兆円)と予測

精密農業の世界市場は2023年に95.3億ドル(約1兆円)と予測

市場調査会社のRESEARCH&MARKETS社(米国)は、2018年の精密農業市場が50.9億ドル(約5,650億円)に達すると予測し、CAGRが13.38%で2023年には95.3億ドル(約1兆円)になるとの予測を発表した。(田中亘)


旭川でスマート農業シンポジウムを開催(2)

旭川でスマート農業シンポジウムを開催(2)

一般社団法人セキュアドローン協議会は、2018年2月16日に北海道旭川市のJA会館で、スマート農業シンポジウムを開催した。特別講演に続いて、田上利博事務局長が登壇し、ドローンを活用した精密農業の成果を報告した。


オプティムと藤枝市がドローン利用を見据えた精密農業を開始

オプティムと藤枝市がドローン利用を見据えた精密農業を開始

IT企業の株式会社オプティム(本社:東京都港区、代表者:菅谷俊二)は、静岡県藤枝市の「IoT(LPWA)プラットフォームを活用した公共テーマ型実証実験事業」の「圃場データの可視化による農業の圃場管理支援」事業者に選定され、ドローン活用も見据えた精密農業の「圃場管理支援事業」を開始する。


最新の投稿


Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

2019年1月22日。DJIは、Phantom 4 RTKファームウェアv01.07.0116をリリースした。細かいバグの修正に加えて、マッピング操作に関する機能が強化されている。


ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

2019年1月23日 - 米国バージニア州。航空大手ボーイングの関連企業のボーイングネクスト(米国)は、ボーイングの子会社のAurora Flight Sciencesと開発した電気式垂直離着陸(eVTOL)航空機による自律飛行と地上制御システムを検証したと発表した。


ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

 ドローンレースチーム「JAPRADAR(ジャップレーダー)」が、レース用ドローンを使って高速で疾走するクルマを横滑りさせながら姿勢を制御する自動車競技ドリフトを撮影した映像を公開した。レースで磨いた操縦技術とレース専用機が圧倒的な臨場感を生み出しているうえ芸術的で、ドローンによる撮影領域の拡大を展望させる。


中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

愛知県春日井市にドローンの屋内トレーニングフィールドが1月に本格オープン。


足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区は、株式会社ドローン・フロンティア(東京都足立区)と災害時におけるドローン活用の協定を1月22日、締結した。 東京23区で民間ドローン会社が正式に災害時におけるドローン活用の協定を締結するのは初の事例となる。