【慶大ドローン】単位がつかないのに学生が集まるドローンの〝ゼミ〟 好奇心旺盛な学生が絶賛、活動中!

【慶大ドローン】単位がつかないのに学生が集まるドローンの〝ゼミ〟 好奇心旺盛な学生が絶賛、活動中!

ドローンの研究、活用、実装に力を入れている慶應義塾大学で、単位にならないゼミがスタートし、活動が活発化している。指導しているのは慶大SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアムの南政樹副代表。登録者は経験者、未経験者、高校生ら16人で、原則毎週1回、強い好奇心を持ち寄って教室を熱気で満たしている。


合言葉は「ドローンやろうぜ」

 通称“ドロゼミ”は今年4月、「ドローンやろうぜ」の呼びかけに応じた学生が集まってスタートした。大学の卒業要件である単位が認定されないことが前提の、自主的な活動だ。それでもドローンへの好奇心を持つ学生が集まったほか、噂を聞いた高校生やすでにドローンで活動している“元学生”も集まった。
 ゼミへの参加は「コミットすること」が条件。活動に参加でき、参加理由を説明できることが求められる。このため第一回の授業では、参加者が自分のコミットを発表した。ゼミではそれぞれの目標を尊重し、それを実現するための後押しをすることを目指す。
 ゼミでは、ドローンの基本原理、トイドローンを使った操作への習熟などが行われるほか、毎回テーマが与えられ、参加者はそのテーマにそって取り組む。今後、論文の輪読を進めたり、ドローンを使った空撮を請け負ったりと、多角的に活動が進む見込みだ。
 指導する南副代表はこれまで、福島県田村市との連携協定に基づき、地元の県立高校の生徒にドローンの特別講座を展開し、それをベースに、地元が主体となったドローン活動の拡大を仕掛けるなどの取り組みを進めている。人材育成を皮切りに、地域が主体となった地方創生の活動に転換させる取り組みを「たむらモデル」と位置づけ、今後、別の地域への転用も検討している。
 ドロゼミでも、理論や技術を身に着けたあと、実戦で活用する舞台も用意する方針だ。

ゼミの1シーン。大学らしい授業風景だが、自主ゼミらしい好奇心をくすぐる要素が満載なところが南副代表の真骨頂

初心者も経験者も楽しむドロゼミ。好奇心最優先。第一線で活躍している熟練者による手ほどきも心強い

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