革新的な流体推進技術で飛行するJetopteraのフライングカー

革新的な流体推進技術で飛行するJetopteraのフライングカー

米国コロラド州デンバーで開催されているAUVSI Xponentialイベントで、米国シアトルに本拠を置く航空機のスタートアップJetoptera社は、革新的な流体推進システムを展示し、J2000というフライングカーのコンセプトを発表した。(田中亘)


小型のターボジェットよりも効率のよいガスジェネレーターを推力にしたフライングカー

 Jetopteraの発表したJ2000は、時速200マイル(約320km/h)で飛行し、垂直離着陸が可能なフライングカー。同社が開発したガスジェネレーターを増強した革新的な流体推進システムにより、プロペラよりも高速で、ターボジェットよりも低騒音な飛行を目指す。すでに、いくつかの試作モデルによるテスト飛行を実現しているが、今回のAUVSI Xponentialイベントでは、実際の流体推進システムの展示と、J2000のコンセプト動画を公開した。新開発の推進システムは、小型ターボジェット機と比較して推進効率を10%以上も向上させ、燃料消費量を10%以上は低減する。また、ターボファンやターボプロップに比べて重量が約30%節約され、複雑さも大幅に軽減される。この推進システムと統合された機体は、ホバリングとVTOLが可能になる。
 公開された動画によれば、J2000は機体の前後に2基ずつの流体推進システムを備え、離着陸時には下方に噴射する。空中では、前方の噴射口を格納し、後方の推進システムだけで飛行する。Jetopteraでは、J55という試作モデルの試験飛行は完了しているが、J2000の実現に向けて、何段階かの機体が計画されている。

Jetopteraのフライングカーのロードマップ

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