インテルが最新のドローン ソフトウェア ソリューションとカメラシステムを発表

インテルが最新のドローン ソフトウェア ソリューションとカメラシステムを発表

米国コロラド州デンバーで開催されているAUVSI Xponentialイベントで、インテルはIntel Falcon 8+ Systemのアップデートや最新のドローン ソフトウェア ソリューションを発表した。(田中亘)


デジタル資産管理システムのインテル Insight Platformの詳細を公開

 インテル Insight Platformは、2017年9月のInterDroneで最初に発表された。それから約8ヶ月の間に、いくつかの業界で戦略的な企業顧客に導入されてきた。インテル Insight Platformは、商用ドローンが収集する豊富なデータを、顧客が保管し共有し管理できるクラウドベースのデジタル資産管理システム。ドローンが収集したデータを使用して、インテル Insight Platformは2Dおよび3Dモデルを生成し、測定を行う。そして、クラウドを介してチーム間で共有およびコラボレーションやデータ分析を可能にする。インテルは、Delair 社(フランス)と協力して、エンタープライズ顧客向けにインテル Insight Platformを提供する。

公開されたIntel Insight Platformの画面例

フライトコントローラーのミッションコントロールのアップデート計画

 インテル ミッションコントロール ソフトウェアは、Intel Falcon 8+ Systemの飛行計画やプロジェクト管理にデータ処理を実現するソフトウェア。商用ドローン飛行に関するワークフローの効率を高め、ドローンの自動化を強化するように設計されている。インテル ミッションコントロールにより、Intel Falcon 8+のオペレーターは、商業測量、マッピング、検査ミッションのための2Dおよび3D飛行計画を作成できる。飛行計画は、高度なプリセット マッピング モードで自動化される。最新のアップデートでは、飛行に関する複数の層が統合され、飛行の安全性とコンプライアンスをサポートする。そして、自動化された飛行前の安全性とシステムチェックは、ミッションが実行される前に飛行計画を検証するのに役立つ。インテル ミッションコントロール ソフトウェアは、現在、次期バージョンに向けて、高度な機能を搭載したベータ版を一部の顧客に提供し、テストを行っている。

次期アップデートに向けてベータ版を一部のユーザーに提供しているフライトコントローラーのミッション コントロール

インテルのRealSenseテクノロジーを搭載したFalcon 8+が登場

4240万画素の解像度やIntel RealSenseを搭載した最新のペイロードシステム

  Intel Falcon 8+ System用の新しいカメラとジンバルが発表された。まず、カメラにはソニーのレンズスタイルカメラが搭載される。インテルが公開した写真によれば、F1.8/24mmのカールツァイス製レンズを搭載したモデルで、発表された性能はフルフレームのSony RX1R IIに匹敵する4240万画素の解像度で、画像を鮮明にキャプチャする。将来的には、ソフトウェアのアップグレードによりRTKのサポートも予定している。また、20万画素のSony UMC-R10Cカメラを搭載したインテル デュアル イメージングペイロードは、Intel RealSense テクノロジーによる衝突回避をサポートする。Intel RealSense テクノロジーは、リアルタイムでイメージストリームを高解像度の3D深度マップに計算し、障害物を検出する。インテルイメージングおよびインテルデュアルイメージングペイロードの障害回避機能により、Intel Falcon 8+ドローンは、潜在的な障害や危険を検出して回避することで、検査中に資産から一定の距離を保った飛行が可能になる。フライト ミッション内では、オブジェクトはリアルタイムで常に識別され、3D深度マップがメモリ内に維持される。加えて、マッピング、測量、および検査のために、リアルカラー、タイムスタンプ付きおよびジオリファレンス画像も撮影できる。さらに、同ペイロードには、RGBイメージキャプチャと熱イメージングを同時に行うために、ジンバルに2台のカメラが搭載され、次の四半期に利用可能になる。

この記事のライター

関連する投稿


米国の橋梁点検で効果を発揮するインテルのドローンソリューション

米国の橋梁点検で効果を発揮するインテルのドローンソリューション

米半導体大手のインテルは、米国の2つの輸送部門と協力して、オハイオ州とケンタッキー州を結ぶダニエル・カーター・ビアード・ブリッジとミネソタ州のストーン・アーチ・ブリッジの手動検査をドローンで補完して、橋の検査を改善したと12月5日、発表した。


インテルがドローンライトショーのギネス記録を更新

インテルがドローンライトショーのギネス記録を更新

半導体大手のインテル(米国)は、自社の50周年を祝うイベントで、2018台のIntel Shooting Starを飛行させ、世界記録を更新した。


インテルが強風で独立記念日のドローンライトショーをキャンセル

インテルが強風で独立記念日のドローンライトショーをキャンセル

2018年7月4日。米国カリフォルニア州フェアフィールドのトラビス空軍基地で予定されていたインテルのドローンライトショーが、強風のためキャンセルになった。


「TIME誌」の表紙を958機のインテルドローンが夜空に描いた

「TIME誌」の表紙を958機のインテルドローンが夜空に描いた

958機のドローンが米「TIME」誌の6月号の表紙を飾った。


革新的な流体推進技術で飛行するJetopteraのフライングカー

革新的な流体推進技術で飛行するJetopteraのフライングカー

米国コロラド州デンバーで開催されているAUVSI Xponentialイベントで、米国シアトルに本拠を置く航空機のスタートアップJetoptera社は、革新的な流体推進システムを展示し、J2000というフライングカーのコンセプトを発表した。(田中亘)


最新の投稿


Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

Phantom 4 RTKファームウェアのアップデートがリリース

2019年1月22日。DJIは、Phantom 4 RTKファームウェアv01.07.0116をリリースした。細かいバグの修正に加えて、マッピング操作に関する機能が強化されている。


ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

2019年1月23日 - 米国バージニア州。航空大手ボーイングの関連企業のボーイングネクスト(米国)は、ボーイングの子会社のAurora Flight Sciencesと開発した電気式垂直離着陸(eVTOL)航空機による自律飛行と地上制御システムを検証したと発表した。


ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

ドリフトとレースドローンが圧巻の競演! レースチーム「JAPRADAR」が迫力の映像を公開!

 ドローンレースチーム「JAPRADAR(ジャップレーダー)」が、レース用ドローンを使って高速で疾走するクルマを横滑りさせながら姿勢を制御する自動車競技ドリフトを撮影した映像を公開した。レースで磨いた操縦技術とレース専用機が圧倒的な臨場感を生み出しているうえ芸術的で、ドローンによる撮影領域の拡大を展望させる。


中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

中部地域最大級 ドローン屋内大型練習場が愛知県春日井市にオープン

愛知県春日井市にドローンの屋内トレーニングフィールドが1月に本格オープン。


足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区が東京23区初となるドローン民間会社との災害時におけるドローン活用の協定を締結

足立区は、株式会社ドローン・フロンティア(東京都足立区)と災害時におけるドローン活用の協定を1月22日、締結した。 東京23区で民間ドローン会社が正式に災害時におけるドローン活用の協定を締結するのは初の事例となる。