「ジドコン」系で2校目 福島・白河でドローンスクール開校

「ジドコン」系で2校目 福島・白河でドローンスクール開校

 自動車学校のドローンスクールへの進出が相次いでいる。福島県白河市の株式会社県南自動車学校は「白河ドローンスクール」を開設し、4月14日、設立セレモニーを開催した。全国自動車学校ドローンコンソーシアム(ジドコン)の会員で、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)認定スクールでもある。


JUIDA熊田事務局長もあいさつ 自動車学校からの参入拡大へ

 白河ドローンスクールはJR東北新幹線の新白河駅から直線距離で13キロの場所にある昭和38年2月に開校した自動車学校、県南自動車学校で開校した。ジドコン加盟スクールとしては福島ドローンスクール郡山校(株式会社富久山自動車教習所、福島県郡山市)に続き2校目だ。ジドコンは月内に静岡県、岐阜県での開校が決まっており、今後も自動車学校からの参入が続く見通しだ。
 ドローンは今後、活用領域の拡大が見込まれていて、各産業ではドローン操縦の担い手確保が急務だ。同時に、相次ぐ墜落事故を受けてドローンの安全確保に対する社会の要請も根強い。
 自動車学校は、陸上交通の人材育成で長年の実績があり、ドローンに対する十分な技能と知識を備えた教官は、安全運航の人材育成にその蓄積を転用できる。また、自動車学校の経営面でも、若年層の減少で自動車運転免許の取得希望者が減少を続ける中、多くの自動車学校が模索している新たな収益事業になりうる側面がある。自動車教習コースもドローンの運転に使いやすいなど、インフラも整っている。
 ジドコンはこうした自動車学校の課題を、業界の経験、蓄積、強みをいかすことで解決に結びつくと見込み、福島ドローンスクールを運営する株式会社スペースワン(福島県郡山市)が、交流のある江刺自動車学校(岩手県奥州市)に呼びかけて、岩手ドローンスクールを開設したことが発端。この枠組みを全国の自動車学校に広めれば、ドローンの普及にも役立つと考え、ジドコンを組織した。近く、社団法人にする計画だ。
 この日の白河ドローンスクールの開講セレモニーには、地元商工業者、政治家、ドローン関係者、行政関係者ら約60人が出席。同スクールの穂積功代表が「ドライバーの安全教育に長年、取り組んできた。この経験がドローンの人材育成の一助になればと思い設立した」とドローンスクールを開校した思いを説明した。

白河ドローンスクールのオープニングセレモニーであいさつするJUIDAの熊田知之事務局長

「ここに集う方はカンのいい方」で盛り上がり

 このあと衆院議員の上杉謙太郎氏、福島県議会議員の阿部義信氏、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)事務局長の熊田知之氏、ジドコン会長(岩手ドローンスクール代表)朽木聖好氏らがあいさつ。この中で渡辺氏は「県南自動車学校は私の最終学歴。ドローンへのチャレンジをうれしく思う。そしてここに集まる方々はカンのいい方だ」と述べ、会場を沸かせた。朽木ジドコン会長も「県南自動車学校はジドコンの理念にいち早く賛同を表明して頂いた。本日の開校を迎えられ感慨もひとしお」とこみあげる思いを吐露した。鈴木和夫白河市長は欠席したが、代理の同市幹部が祝辞を代読した。
 スクールの運営については、スクール責任者の稲垣洋氏が説明。4日間に座学と実技を行うことや、1回の定員が8人までであること、修了生にはJUIDAのライセンスが授与されることなどを説明した。このあと屋外でテープカットをし、来賓をまじえたデモフライトを行ってセレモニーを終了。4月21日、4月30日、5月9日には無料説明会も開催し、受講生を迎えることになる。

白河ドローンスクール:https://shirakawa-drone.com/

多くの来場者を前にスクールの運営方針を説明する白河ドローンスクールの稲垣洋氏

主催者、来賓をまじえてオープニングを祝った白河ドローンスクールのテープカット

テープカットに続いて行われたデモフライト

デモフライトの様子を見守るJUIDAの熊田知之事務局長(全列右から4人目)ら関係者

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