東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る⑤ 増殖する緑の“立体物”

東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る⑤ 増殖する緑の“立体物”

東日本大震災から7年、津波で甚大な被害を蒙った沿岸地域は堤防工事やかさ上げでその風景は大きく変貌し、一方、東京電力福島第一原発事故の影響を受けた地域は未だ復旧、復興の兆しが見えない。従来のアングルからは分からなかった被災地の姿を、ドローンの“鳥の眼”を通して再検証した。産経新聞写真報道局が報告する。


双葉町、汚染土覆う緑のシート

 東京電力福島第1原発事故の影響で町の96%が「帰還困難区域」に指定されている福島県双葉町。
残りの4%、「避難指示解除準備区域」に指定されている地域をドローンで撮影した。
 同県浪江町と隣接する一帯は、道路が幾筋かの灰色の線を描く以外は、伸び放題となった草で一面茶色に染められていた。色彩のない町で、ドローンのコントローラーのモニターには規則正しく並んだ「緑色」の立体が映り込んだ。
 避難指示解除準備区域の除染作業で出た汚染土が詰められたフレコンバッグが積み上げられ、緑色のシートがかぶせられていた。
 その奥には現在も廃炉作業が続く福島第1原発の建屋が見えた。
(写真と文 産経新聞写真報道局・古厩正樹)

この記事のライター

関連する投稿


【ドローンView】 水面の書 ジュンサイ収穫始まる・山形県村山市

【ドローンView】 水面の書 ジュンサイ収穫始まる・山形県村山市

初夏の味覚ジュンサイの収穫が山形県村山市の沼で最盛期を迎えている。箱舟に乗った大高根じゅん菜採取組合の組合員が箱舟に乗って沼にこぎ出すと、ジュンサイの葉で一面緑色の水面に筆書きのような黒い模様が描き出された。


【ドローンView】サクラエビの天日干しがピーク 静岡の富士川河川敷

【ドローンView】サクラエビの天日干しがピーク 静岡の富士川河川敷

静岡市清水区の富士川河川敷で、駿河湾特産のサクラエビの天日干しがピークを迎え、一面をピンク色に染めた。


【ドローンView】神秘のブルーに浮かぶ新緑 群馬県中之条町「奥四万湖」

【ドローンView】神秘のブルーに浮かぶ新緑 群馬県中之条町「奥四万湖」

ドローンから見た奥四万湖は、絵の具をそのまま流し込んだような濃い青色が水面を染めていた。湖の北端にある「浮島」と呼ばれる小さな半島は、水面下に沈み、サンゴ礁のようなエメラルドグリーンのグラデーションを加えていた。


【ドローンView】鮮やかな緑が覆うジオパーク 静岡県伊東市・大室山

【ドローンView】鮮やかな緑が覆うジオパーク 静岡県伊東市・大室山

伊豆半島東部にある「大室山」(静岡県伊東市)をドローン空撮した。標高580メートルで直径300メートルの噴火口がある伊東市のシンボルは、約4000年前の1回の噴火活動でできた単成火山の典型として、平成22年に国指定の天然記念物に指定された。


東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る⑥ 命救った伝承の防災教育

東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る⑥ 命救った伝承の防災教育

東日本大震災から7年、津波で甚大な被害を蒙った沿岸地域は堤防工事やかさ上げでその風景は大きく変貌し、一方、東京電力福島第一原発事故の影響を受けた地域は未だ復旧、復興の兆しが見えない。従来のアングルからは分からなかった被災地の姿を、ドローンの“鳥の眼”を通して再検証した。産経新聞写真報道局が報告する。


最新の投稿


i-Construction推進展② 「日立建機×ドローンママ」が測量市場への女性進出を後押し

i-Construction推進展② 「日立建機×ドローンママ」が測量市場への女性進出を後押し

7月18日~20日、東京ビッグサイトで開催された「i-Construction推進展」に、日立建機とドローンママがコラボレーションした展示ブースが設けられた。ドローンママの代表を務める飯原夏子氏が、愛機のMatrice 200を展示してパイロット養成の重要性を訴えていた。


「風になった感動」 奈良県ドローン空撮総集編

「風になった感動」 奈良県ドローン空撮総集編

奈良県ドローン空撮総集編。


テラドローン、「ドローンハイウェイ構想」実用化に向け無人航空機運行管理システム(UTM)の新機能を開発

テラドローン、「ドローンハイウェイ構想」実用化に向け無人航空機運行管理システム(UTM)の新機能を開発

送電設備に取り付けた気象観測想定データを利用した世界初となる、ドローン自動飛行制御を実施。


「福島ロボットテストフィールド」が一部開所 ドローン長距離飛行・運航管理の世界初の試験拠点

「福島ロボットテストフィールド」が一部開所 ドローン長距離飛行・運航管理の世界初の試験拠点

ドローン長距離飛行・運航管理の世界初の試験拠点として、「福島ロボットテストフィールド」が7月20日に一部開所した。安全・円滑に飛行試験ができる環境を整備し、世界に先駆けたドローン物流等の実現を加速します。試験の第一弾として、8月9日に運航管理の公開試験を行う。


i-Construction推進展① 測量、点検シーンでの非GPS環境下にけるドローン活用事例が目白押し

i-Construction推進展① 測量、点検シーンでの非GPS環境下にけるドローン活用事例が目白押し

建設現場の生産性を向上し、国土交通省が推進する「i-Construction」の推進を支援することを目的に、7月18日~20日、東京ビッグサイトで「i-Construction推進展」が開催させた。ドローンを活用したソリューションは、当たり前となり、特に非GPS環境下で精度の高い運用に、来場者の関心が集まっていた。