【SLUSH TOKYO】GPSに頼らない自動運転の米アーティセンス社が優勝! SLUSH TOKYOのピッチコンテスト

【SLUSH TOKYO】GPSに頼らない自動運転の米アーティセンス社が優勝! SLUSH TOKYOのピッチコンテスト

 世界から起業家が集まるスタートアップの祭典、SLUSH TOKYOは29日、世界の起業家による事業構想を競うピッチングコンテストの優勝者に、GPS(衛星測位システム)や地図情報に頼らずに自動運転を可能にする「ダイナミック・グローバル・MAP」を提案した米アーティセンス社(Artisense)を選出して閉幕した。


ヴィジュアルオドメトリ、IMUを駆使

 アーティセンス社は、相手の位置を推定するヴィジュアル・オドメトリや、慣性計測装置IMUの技術などを組み合わせて、GPSに頼らずに現在地や移動距離の正確な測定をする技術を開発。ドローンや自動運転車両などが目的地に正確に、安全にたどり着くのに役立つとアピールし、コンテストに参加した世界80の起業家のトップにたった。
 優勝したアーティセンス社のティム・ミクスキー・カントリー・マネジャーは「このような驚くべきことが起こるなど考えていなかった。この賞金を日本で会社を設立することに使う」と喜びを爆発させ、会場から喝采を浴びた。アーティセンス社にはリクルートホールディング賞として賞金、500万円が贈呈される。
 このほか、アーリン社(Arilyn、フィンランド)が「エコシステム賞」に、ウルトラセルシウス社(UltraCelcius、インドネシア)が「JAL賞」に、バイアンドシップ社(BuyandShip、香港)が「PR Times賞」にそれぞれ選ばれ、副賞が贈られた。
 SLUSH TOKYOのピッチングコンテストは2日会にわたって行われ、200社を超える応募の中から審査を通過した80社が初日に登壇。20社に絞られて2日目のセミファイナルが行われて、最終的に4社がファイナルに進出した。
 今回のSLUSH TOKYOの出展は、ブロックチェーン、VR、AIなどの技術が多かくみられた。日本からも多くの企業が参加したほか、横浜市、福岡市、仙台市などの自治体や、東京工業大学などの大学も参加。主催した一般社団法人SLUSH ASIA(東京)のアンティ・ソンニネン代表は「日本でSLUSHを始めたときから、作りたいのはイベントではなくムーブメントである言い続けてきた。それに近付いていると実感してもらえるとうれしい」と話していた。
 ピッチコンテスト終了後は会場でアフターパーティーが行われ、来場者や出展者、登壇者、投資家が交流を深めた。
 SLUSH TOKYOは起業に挑戦する若者を応援する社会を作るために2008年にフィンランドで発足したイベントで、2015年から日本でも開催している。音楽や光線などで派手に演出された会場や、公用語が英語であること、運営の主体が学生であることなどが話題を集め、回を重ねるごとに規模が拡大している。今回は期間中、事前に6000人の来場を見込んでいた。実際の来場者数は、今後集計する。

光と音で派手に演出されたドーム型ステージ

ピッチングコンテストで優勝を決め笑顔を見せるアーティセンス社カントリーマネージャーのティム・ミクスキー氏

SLUSH TOKYOにはスタートアップ、大学のほか都市や自治体もスタートアップ紹介のためのブースを出展していた。スタートアップ支援に力を入れている福岡市はメインステージの近い場所に出展し目立っていた

SLUSH TOKYOには世界各国から大小さまざまがブースが出され、独自の強みをアピールしていた

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