エアロセンス、VTOLとドローン用 LTE 通信デバイスを用いた リアルタイム映像伝送実験に成功 新たな防災インフラ構築へ

エアロセンス、VTOLとドローン用 LTE 通信デバイスを用いた リアルタイム映像伝送実験に成功 新たな防災インフラ構築へ

エアロセンス株式会社(東京都文京区)は、株式会社NTTドコモ (東京都千代田区)と、災害発生時の被災状況把握を映像で広域、迅速に行うことを目的とした新たな防 災インフラの構築に向けた飛行実験を実施、VTOL機と LTE 通信が可能なドローン用 LTE 通信デバイス用いた広域リアルタイム映像伝送に成功した。


災害発生時の広域・迅速な被災状況把握に向けて国家戦略特区の福岡市で実験

 エアロセンス株式会社(東京都文京区)は、株式会社NTTドコモ (東京都千代田区)と、災害発生時の被災状況把握を映像で広域、迅速に行うことを目的とした新たな防 災インフラの構築に向けた飛行実験を実施、長距離・高速飛行が可能な垂直離着陸機(VTOL機)と LTE 通信が可能なドローン用 LTE 通信デバイス用いた広域リアルタイム映像伝送に成功した。

実験に使用した VTOL機

 2005 年に発生した福岡県西方沖地震以降、福岡市では災害発生時に遠方にある離島の被災状況を迅速に把握 することが課題となっている。
 今回の実験でドコモは、ドローンに積載可能な小型・軽量の LTE 通信デバイスと、機体の位置や飛行速度の 遠隔監視および機体に搭載したカメラ映像のリアルタイム伝送を可能にするシステムを開発した。
 LTE 通信デバイ スをエアロセンスの開発した VTOL機 に搭載、福岡市の九州本島と玄界島との間の海上飛行航路を想定した飛 行実験を平均速度約 90km/h で飛行させ、VTOL機 の飛行状況と玄界島の映像を LTE ネットワーク経由でリアルタイム に専用サーバへ伝送する技術を実証することに成功した。
 VTOL機 は長距離・高速飛行が可能なため、現在広く利用されているマルチコプター機では到達困難な 10km 以 上遠方へ飛行できるとともに、約3倍早く目的地へ到達できる。さらに、ドローン用 LTE 通信デバイスを搭載 することで、LTE サービスエリア内であればドローンの場所によらずリアルタイム映像伝送が可能となった。この防 災インフラを提供することで、災害発生時の人命救助をより広域、かつ、迅速に行うことが可能となる。

実証実験概要

1. 実験内容
VTOL とドローン用 LTE 通信デバイスを活用した遠隔監視と広域リアルタイム映像伝送による 新たな防災インフラの検証

2.実験場所
福岡市の玄界島周辺

3.実証実験イメージ

4.実証実験に使用したドローンの遠隔監視・映像伝送システム ドコモが遠隔監視・映像確認システムを新たに開発し、株式会社アプトポッドに同社の高速 IoT フレームワーク 技術を採用した試作システムの開発・製造を委託。

5.実験機材の写真

ドローン用 LTE 通信デバイス

遠隔監視・映像伝送システムの画面

【問い合わせ先】
エアロセンス株式会社(www.aerosense.co.jp) 東京都文京区小石川五丁目 41 番 10 号
TEL: 03-3868-2551、Email: contactus@aerosense.co.jp

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