旭川でスマート農業シンポジウムを開催(4)

旭川でスマート農業シンポジウムを開催(4)

一般社団法人セキュアドローン協議会は、2018年2月16日に北海道旭川市のJA会館で、スマート農業シンポジウムを開催した。後半のパネルディスカッションには、上川農業改良普及センターの近藤睦氏が、データの利活用の可能性について触れた。


水田におけるドローンを活用したリモートセンシングの可能性

上川農業改良普及センターの近藤睦氏

 上川農業改良普及センターは、農業の専門技術者が配属された北海道の出先機関。環境にやさしい栽培方法や省力栽培など、新しい生産技術導入の手助けや、経営簿記の記帳・地域特産品の開発・地域の生活環境の整備など、農家の経営・技術・生活をサポーターしている。近藤氏は、上川農業改良普及センターで衛星によるリモートセンシングの時代から、スマート農業におけるデータ活用の重要性について取り組んできた。
 パネルディスカッションでは、衛星とドローンの違いについて触れ、データを活用した精密農業という考え方が普及していない当時は、衛星で撮影した画像があっても「撮影が先に行われて、その後から目的を検討する」状況にあったために、活用し切れなかったという。
 そうした反省から、近藤氏を中心に上川農業改良普及センターでは、他のデータや情報との連携により、ドローンで取得したリモートセンシング(NDVI)データを高度に利活用できないか研究を開始した。具体的には「農地・栽培の総合管理台帳に、リモートセンシングや農地データに栽培履歴のデータを連携させて、減農薬やGAPにコスト削減や省力化などの実現につなげたい」と近藤氏は話す。

近藤氏がまとめた衛星とドローンの違い

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