インド初のドローン・ハッカソンHackadrone 2018が受賞者を発表

インド初のドローン・ハッカソンHackadrone 2018が受賞者を発表

2018年2月9日。インドのハイデラバードで、エンジニアリングや運用管理サービスを提供しているCyient社はDJIやMicrosoftなどのサポートを受け、インド初となるドローン・ハッカソンのHackadroneを開催した。4,500件以上の登録と617件の提案を受けて、5日間の最終ラウンドを経て受賞者が発表された。


インドの大手エンジニアリング企業がDJIと協力して受Hackadrone 2018を開催

Hackadroneを開催したhttp://www.hackadrone.in/サイト

 世界36拠点、12,900名の従業員(2016年)が航空宇宙、鉄道、コンシューマー、エネルギー、医療、石油およびガス、重工業、鉱山、半導体・組込ソフトウェアなど様々な産業分野に特化したエンジニアが働くCyient社は、DJIやMicrosoft と Telangana州政府の協力を得てインド初のHackadrone 2018を開催した。DJIのドローンプラットフォーム上で、革新的な産業用ソリューションの開発を目的に、スタートアップ企業や独立系ソフトウェアのプログラマーや開発者、シニアITプロフェッショナルに技術系学生など、広く参加を募った。Hackadrone 2018の登録には、4,500件以上が専用サイトから申し込み、617件のアイディアが提出された。ファイナリストには7チームが選考され、2月5日から9日までハイデラバードにあるCyient社のラーニング&デベロップメントセンターで最終ラウンドが開催された。対象となるドローンプラットフォームは、DJIのMatrice 210 RTKや100に600Pro、Inspier 2にSpark、Mavic Pro PlatinumにPhantom 4 Pro、そしてManifoldになる。
 審査員は、T-Hub社のRama Lyer副社長にMicrosoftのReena Dayal Yadavディレクター、そしてDJIのAadesh Bumbディレクターの3名で、Cyient社のスタッフが参加者をサポートした。Cyientの創設者でエグゼクティブ・チェアマンのB.V.R.Mohan Reddy氏は「当社はドローンのアプリケーションのために全国のイノベーションを促進する目的で、インドで最初のUAVハッカソンのHackadrone 2018を主催したことを嬉しく思います。高度な技術を使用することで、農業、国家安全保障、公共安全の社会問題を解決することができます。私は、学生コミュニティ、新興企業、多国籍企業からの参加を歓迎しています」と話す。

優勝チームは女性の安全を促進するドローンのソリューション

最終選考に残った7チーム

 Hackadrone 2018の勝利チームは、Team Women&Drone ForceのPragnya Kondrakuntaさん、Fatimaさん、Swapna Bhandariさんの3名。その内容は、女性の安全を促進するプロトタイプの開発。女性がアラートを管理ステーションや登録された保護者に送信すると、被害者が支援を必要としているかを識別し、制御ステーションから被害者の位置までドローンを飛行させて、リアルタイムで状況を確認して予防措置に役立てる。
 2位は、Team FLY RangerのAkshit Mahajanさん、Pramod Kumarさん、Shubham Guptaさんの3名。倉庫内などの屋内で、GPSマッピングなしで飛行するシステムによる受注センター管理のプロトタイプを開発した。ステレオカメラを使用してドローンと他の表面または物体との距離や領域をマッピングし、倉庫内を飛行してドローンが製品のバーコードをスキャンする。
 そして、ムンバイを拠点とするスタートアップの技術専門家KarmasakshiさんとSiddharth ChinoyさんによるTeam Quidichは、Female Team賞を受賞した。インドの女性の安全保障を促進する目的で、同チームが提案した解決策は、被害者がモバイルデバイス上のSOSボタンを押すと、システムが最寄りのドローン制御センターと警察の制御ステーションに警告し、犠牲者の場所に関する重要な情報を提供するもの。
 Cyient社のマネージングディレクターのクリシュナ・ボーダナプCEOは「ハッカソンは想像力を育て、審議、実施のエコシステムを構築するための魅力的なアプローチです。私はHackadrone 2018の参加者に満足しています。この数日間で、ドローンを通してインドの最高の才能と交流できました。最終候補者が作成した素晴らしいアプリケーションは、とてもエキサイティングでした。私たちは勝ち抜いたチームを心から祝福します」と述べる。
 優勝したチームには300,000インドルピー(約50万円)が、2位には100,000インドルピー(約17万円)が、そして女性チーム賞には50,000インドルピー(約8万円)が支払われる。

この記事のライター

最新の投稿


ドコモ5Gでウインドサーフィンワールドカップの海上映像の伝送成功 ドローン空撮伝送も

ドコモ5Gでウインドサーフィンワールドカップの海上映像の伝送成功 ドローン空撮伝送も

株式会社NTTドコモ(ドコモ)がNPO法人日本ウインドサーフィン協会(JWA)と、「ウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会 (ウインドサーフィンワールドカップ)において、28GHz帯における第5世代移動通信方式(5G)を 用いた海上での無線通信による4K映像の伝送実験の成功事例を紹介。


さくらインターネットが政府衛星データを利用したプラットフォームを提供

さくらインターネットが政府衛星データを利用したプラットフォームを提供

さくらインターネットが衛星画像を無料で使えるプラットフォームを提供、経済産業省の委託事業として契約を締結した。


FullDepth、自社開発の水中ドローンを用いたロボットサービス提供事業を6月1日より開始

FullDepth、自社開発の水中ドローンを用いたロボットサービス提供事業を6月1日より開始

日本初の水中ドローン専業メーカー株式会社 FullDepthは、自社開発の遠隔無人探査機(Remotely Operated Vehicle, ROV)「FullDepth DiveUnit300」を用いたロボットサービス提供事業(RaaS)を、6月1日より開始。


テラドローンが東京海上日動と業界初となるUTM自動付帯保険サービスを展開

テラドローンが東京海上日動と業界初となるUTM自動付帯保険サービスを展開

テラドローン株式会社(東京都渋谷区)は、 ドローン飛行で安全管理を目的とするTerra UTM(ドローン運行管理システム)のアプリの販売を開始する。また東京海上日動火災保険株式会社(東京都千代田区)と、 Terra UTMアプリ利用時に自動的にドローンの保険加入ができるUTM自動付帯保険サービスを開始すると発表した。


名古屋鉄道がドローン操縦士養成スクールを開校

名古屋鉄道がドローン操縦士養成スクールを開校

名古屋鉄道株式会社(愛知県名古屋市)は、ドローン操縦士を養成するスクール「名鉄ドローンアカデミー神宮前校」を6月30日開校する。