国交省がイベント上空飛行に関する審査要領の改正についてパブリックコメントの募集を開始 1月12日まで

国交省がイベント上空飛行に関する審査要領の改正についてパブリックコメントの募集を開始 1月12日まで

国土交通省航空局は昨年(2017年)11月4日、岐阜県大垣市で発生した無地航空機がイベント会場で落下によって観客3名に軽傷を負わせた事故を受け、2017年12月27日付で、無人航空機のイベント上空飛行に関する審査要領改正についてのパブリックコメントの募集を行っている。締切りは1月12日まで。


 国土交通省航空局は昨年(2017年)11月4日、岐阜県大垣市で発生した無地航空機がイベント会場で落下によって観客3名に軽傷を負わせた事故を受け、2017年12月27日付で、無人航空機のイベント上空飛行に関する審査要領改正についてのパブリックコメントの募集を行っている。締切りは1月12日まで。

 航空法(昭和27年法律第231号)第132条の2では、多数の者の集合する催しが行われている場所の上空において無人航空機を飛行させる場合は、国土交通大臣の承認を必要としており、具体体的な承認基準として「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」(平成27年11月17日 国空航第684号、国空機第923号)を定め、その中で必要な安全対策等を規定している。
 国交省によると今回の審査要領改正は、大垣市の事故原因調査を継続しつつ行われるものだが、無人航空機運用の更なる安全確保の観点から審査基準の見直しを行うもので、有識者検討会における議論の結果も踏まえ、審査要領について所要の改正が行われる。無人航空機のイベント上空飛行による事故再発防止のため早急に定める必要もあることから、行政手続法第40条第1項の規定に基づいて、パブリックコメント提出期間を短縮することとしたとしている。

【主な改正内容】

 多数の者の集合する場所(催しが行われている場所等)の上空において無人航空機を飛行させる場合について、以下の要件を追加することとする(具体的には別添のとおり)。

(1)機体の要件について
・航空局のホームページに掲載されている無人航空機以外の機体の飛行については、十分な飛行実績(飛行時間、飛行回数)を有することとする要件を追加

(2)運航の要件について
・飛行経路周辺において、立入禁止区画を明確にすることとする要件を追加

(3)例外措置について
・以下の措置を講じている場合は、(1)、(2)で追加する要件及び人又は物件に接触した際の危害を軽減する構造を有することとする要件について、例外的に講じる必要がないこととする。
i 機体に係留装置の装着又はネットの設置等を行う場合
ii 機体メーカーが自社の機体の落下範囲を保証している等、その技術的根
拠について問題ないと判断できる場合

【意見提出方法】

・平成2年12月27日から平成30年1月12日まで(必着)。

・意見提出フォーム
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000168421

・MAIL hqt-jcab.mujin@ml.mlit.go.jp 国土交通省航空局安全部運航安全課 あて

・郵送 〒100-8918 東京都千代田区霞ヶ関 2-1-3 国土交通省航空局安全部運航安全課 あて

・FAX :03-5253-1661 国土交通省航空局安全部運航安全課 あて

【公布と適用予定】

平成30年1月中の予定。

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