飛ぶ、見る、挑む、楽しさを満喫できるミニドローンのParrot mambo FPV

飛ぶ、見る、挑む、楽しさを満喫できるミニドローンのParrot mambo FPV

仏Parrot社の最新ミニドローンParrot mambo FPVは、機体の上部に専用のカメラを取り付けるだけで、手軽にFPV(飛行者視線)映像を楽しめる。重量も200g未満なので、屋内だけではなく屋外でも手軽に飛ばせるミニドローン。


とても安定したホバリングや飛行を楽しめるParrot mambo FPV

安定したホバリングと優れたコントロール性能

Parrot MAMBO FPV カメラとコントローラーにゴーグルがセットになっている。

 ドローンメーカーの老舗、仏Parrot社のミニドローンParrot mamboは、昨年に初代モデルが発売になり、日本でも手軽に飛ばせるドローンとして人気が高い。そのParrot mamboの最新モデルが、FPV性能を備えた。今回レビューしたParrot mambo FPVは、機体の上部に専用のFPVカメラを取り付けて、スマートフォンをセットできるゴーグルでドローンに乗って飛んでいるような感覚を楽しめる。改正航空法では、ドローンのFPV飛行は原則として禁止されているが、200g未満のParrot mambo FVPは規制の対象にならない。そのため、誰でも手軽にFPV飛行を楽しめる。
 FPV飛行のセットアップは、Parrot社が無料で提供しているiPhoneやAndroid用のFreeFlight Miniというアプリを最初にインストールしておく。また720pのFPV映像を録画したい場合は、専用カメラにMicroSDカードを装填しておく。これだけの準備が整ったら、FPVカメラをmamboの上部に取り付けて、バッテリーを装填し、FreeFlight Miniを起動する。すると、アプリの画面でmamboとWiFiで接続するように指示してくる。スマートフォンのWiFi設定画面で、mamboが発信しているSSIDを選ぶと接続される。FreeFlight Miniとmamboが接続されると、スマートフォンの画面にFPVカメラの映像が表示され、コントローラーのアイコンも表示される。ここでTAKE-OFFという文字にタッチするだけで、mamboは離陸して約1メートルの高さでホバリングする。後は、スマートフォンの画面に表示されている仮想コントローラーをタッチ操作でコントロールするだけ。設定はモード2になっているので、右側の仮想スティックで前後左右に、左側で上昇下降と回転を操作できる。さらに本格的な飛行を楽しみたいのであれば、製品に同梱されている専用コントローラーをmamboとリンクする。コントローラーを使うとドローンらしい操縦ができるようになる。

FPVカメラとスマートフォンはWiFiで接続する

正しく接続されるとmamboの情報がスマートフォンの画面で確認できる

スマートフォンの画面から離陸や飛行をコントロールできる

初心者から中級者まで手軽な練習用ドローンとしても魅力

FPV用のゴーグルに対応したステレオ画像

 Parrot mambo FPVは、FPVカメラを取り外して、プロペラガードも外すと、最大で8~10分の飛行が可能になる。小さな機体ながら専用のコントローラーで操作すると、ドローンとしての飛ばす楽しさを体験できる。入門者にとっては、とても手軽な練習用ドローンになる。中級者でも、飛行モードを変更すればハードな操縦も練習できる。ホバリングや機体の姿勢制御も安定しているので、大きなドローンを飛ばす場所に困っている人には、操縦の勘を忘れないためのトレーニングにもなる。また、mamboの別売バッテリーを用意しておけば、外出先でも交換して長時間の練習ができる。筆者のように、あまりドローンを飛ばす機会がない者にとっては、このような手軽に飛ばせるミニドローンが手元にあると嬉しい。なぜなら、ちょっとした空き時間に屋内でも手軽に練習できるので、長く使っていけば大きなドローンも容易に操縦できるようになるからだ。さらに練習を重ねて操作に慣れてくれば、FPVカメラの映像だけで飛ばせるようになるだろう。
 FPV飛行を楽しむためには、製品に同梱されているFPV用のゴーグルを使うのだが、その場合には、専用コントローラーで操作する。ちなみに、付属のゴーグルにはスマートフォンの画面をタッチする機能が備わっていて、このボタンを操作するとmamboのFPVカメラからの画像と、スマートフォンの背面カメラからの画像を切り替えられる。なぜ、このような仕掛けがあるのかといえば、ゴーグルを装着してしまうと、外の様子がわからなくなるからだ。ゴーグルのボタンでスマートフォンの画面を切り替えることにより、ゴーグルを外すことなく、回りの様子とFPVを使い分けられるので便利なのだ。ちなみに、FreeFlight Miniの画面では、mamboのバッテリ残量なども確認できるので、安心してフライトを楽しめる。入門者向けのフライトモードでは、スティックから手を放すと自動的にその場でホバリングするので、誰でも簡単に操作できる。その一方で、本格的なFPVレースにも対応した操縦モードも備えている。筆者には、高度な操縦をする自信がなかったので、今回は入門者用の操作モードだけを試したが、それでも十分にFPV映像を楽しめた。Parrot mambo FPVは、はじめてドローンに触れてみたいという人には、安心して推奨できるミニドローンだ。

専用のゴーグルにはFPVとスマートフォンのカメラを切り替えるボタンが用意されている

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