CNNが米国初となる群衆上のドローン撮影の包括的な許可を得る

CNNが米国初となる群衆上のドローン撮影の包括的な許可を得る

10月18日。米国メディア大手のCNNは、連邦航空局(FAA)から航空法107条の免責を受け、群衆の上でもドローンを自由に飛行させて撮影できるようになったと発表した。


安全性に配慮したSnap Droneで許可を得る

Vantage Robotics社の製造したSnap Drone

 FAAがCNNに群衆の上で高度150フィート(約122メートル)までの飛行と撮影を許可したドローンは、Vantage Robotics社の製造したSnap Droneという機種。同ドローンは、CNNと2年以上の研究開発を進めてきたモデル。バッテリーを含めた重量は1.37ポンド(620グラム)で、約20分の飛行が可能。最高速度は33.5mph(15m/s)で、最高高度は5000メートル、サイズは35cm × 23cm × 5cm。カメラには、ソニー製のExmor IMX 377(1/2.3インチ)を搭載し、F2.8のレンズを備える。ビデオの録画モードは、UHD:3840x2160@24/30fps,QHD:2560x1440p@24/30fps,FHD:1920x1080p@24/30/48/60/96/120fps,HD:1280x720p@24/30/48/60/96/120/192/240fpsに対応する。ビデオコーデックはH.264。静止画は4000x3000ピクセル(12MP)。最大で64GBのMicrosSDに記録できる。ジンバルは-90度から+10度まで対応し、動作範囲は-115度から+25度。米国では$999で販売されている。その機体の最大の特長は、軽さとプロペラガードの完備。もしも墜落しても、大きな怪我になる心配が低い。こうした背景から、FAAはCNNに米国で初となる群衆の上でのドローン飛行と撮影を許可した。Vantage Roboticsの最高経営責任者(CEO)のTobin Fisherは「VantageはCNNと協力して、安全な空撮ができるドローンを開発してきました。FAAがSnap Droneの安全性を評価したことを嬉しく思います」と述べている。

http://cnnpressroom.blogs.cnn.com/2017/10/18/cnn-receives-breakthrough-part-107-waiver-for-operations-over-people/

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