DJIが飛行中のドローンを識別および管理する新技術「AeroScope」を発表

DJIが飛行中のドローンを識別および管理する新技術「AeroScope」を発表

DJI は、安全性、セキュリティおよびプラ イバシー問題に対応することを目的に、既存技術を活用して、飛行中のドローンを識別、管理する 新技術「AEROSCOPE」を発表した。


AeroScope がドローン操縦者の安全性、セキュリティ、プライバシー問題に対応

 DJI の渉外担当副プレジデントBrendan Schulman氏によると「ドローンが、ビジネスや趣味用途における日常的なツールとなり、各管理団体は、深刻な問題を 起こす可能性のある飛行方法や重要なエリアの近くを飛行するドローンを確認できることを望んでい ます。DJI AeroScope は、そのような需要を満たす、シンプルで、信頼性が高く、また、導入しやす いため、すぐにでも展開が可能です」と述べている。

 今回のDJIによると今回発表発表された「AeroScope」 は、ドローンと送信機間の通信リンクを利用して、機体の位置や高度、飛行速度、方向および 登録番号やシリアル番号などの識別情報を含む基本的なテレメトリー情報を送信する。これによってAeroScope レシーバーを使用することで、警察や治安当局、航空当局、およびその他の認定団体は、機体から送信された情報を管理、分析し、情報に基づいた行動が可能になる。AeroScope は、今年4 月より 2 ヵ所の国際空港ですでに導入され検証され、今後も様々な環境下で継続して検証および審査を行うとしている。

 DJI はベルギーのブリュッセルで、AeroScope レシーバーが、ドローンに電源が入った ことを即座に検知、登録番号を表示しながら、地図上に実際のドローンの位置を表示するデモンス トレーションを実施した。登録番号は、ドローンにおけるナンバープレートのような役割で、管理当局はその番号を基にドローンの登録所有者を特定することができる。
 AeroScope は、DJI の全てのドローン製品で使え、DJI 以外のドローンメーカーも、既存および今後発売されるドローンに同 様の方法で情報が伝送できるように容易に設定が可能でるという。 AeroScope は、ドローンの既存の通信リンク上で伝送するため、追加の費用や重量の増加、飛行時間の減少などが生じる追加機器の搭載は必要ない。

 またAeroScope は、インターネット上のデータ伝送ではなく、ドローンからの通信情報を直接レシーバーに配信するため、大多数の飛行は、政府等のデータベースにも自動記録されず、ドローンユーザーの個人もしくはビジネスにおけるプライバシーを保護する。
 このシステムは、懸念のあるドローンを特定したいという各管理団体からの要求と、管理されるこ となく飛行したいという操縦者の権利との間で合理的に両立させることを目指し、DJI のドロ ーンに対する規制への姿勢と一致している。
 ドローンの識別に関する各設定は、 各地域における規制が適用される前は、ユーザー自身が情報提供を選択でき、ユーザーのプライバシー 保護の観点から、AeroScope は、規制もしくは法案が適用されない限り、いかなる個人情報も自動的 に送受信することはないとしている。

この記事のライター

関連するキーワード


DJI AeroScope

関連する投稿


DJI社製ドローンを有線給電式にするシステムを提案(日本海洋)「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」

DJI社製ドローンを有線給電式にするシステムを提案(日本海洋)「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」

世界各地でテロのリスクが増し、テロ対策が重大な課題となっているなか「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」が10月11日から13日の3日間、東京ビッグサイトで開催された。11回目となる今年は、100社を超える企業、団体が出展するほど盛況でドローン関連の出展も目立った。


セキドが「ドローンのビジネス活用セミナー&スマートグラス×ドローン体験会」11月2日開催

セキドが「ドローンのビジネス活用セミナー&スマートグラス×ドローン体験会」11月2日開催

ドローンをビジネスに活用検討しているお客様向けに、DJI販売代理店である株式会社セキドによる「ドローンのビジネス活用セミナー」を行います。また同時に、空撮映像をリアルタイムで目の前で確認できるエプソンのスマートグラスBT-300とドローンのデモンストレーションを体験いただきます


DJIと日本サーキットが23区内に室内飛行施設「DJI ARENA BY JDRONE TOKYO」を開設、21日にオープン

DJIと日本サーキットが23区内に室内飛行施設「DJI ARENA BY JDRONE TOKYO」を開設、21日にオープン

DJI JAPAN 株式会社(東京都港区)と株式会社日本サーキット(神奈川県川崎市)は、DJIの最新ドローンの飛行体験から購入、練習、修理までワンストップで提供する国内初のDJI公認屋内練習場「DJI ARENA BY JDRONE TOKYO」を10月21日にオープンする。


DJI、プロ向けに最適化された空撮用 Super 35mm デジタルシネ マカメラ「ZENMUSE X7」を発表

DJI、プロ向けに最適化された空撮用 Super 35mm デジタルシネ マカメラ「ZENMUSE X7」を発表

DJI はプロ向けに最適化された空撮用 Super 35mm デジタルシネマカメラ「ZENMUSE X7」を発表した。


第6回「DJIドローン飛行申請 サポート講習会 in 東京」10月30日開催

第6回「DJIドローン飛行申請 サポート講習会 in 東京」10月30日開催

本講習会では、実際の申請書類を用いて申請をどのような流れで行うのか、またどのような点に注意し申請書を作成すれば良いのかを説明する。


最新の投稿


エアバス、ドローン型4人乗り自律飛行ヘリ「CityAirbus」の試験飛行を2018年末に開始

エアバス、ドローン型4人乗り自律飛行ヘリ「CityAirbus」の試験飛行を2018年末に開始

 Airbus傘下のAirbus Helicoptersは、ドローン型4人乗り自律飛行ヘリコプター「CityAirbus」の飛行試験を2018年末に開始する。


【ドローン × 地理学】早稲田大学「地理学研究会」が挑んだドローンで探求する地理学(1)

【ドローン × 地理学】早稲田大学「地理学研究会」が挑んだドローンで探求する地理学(1)

早稲田大学「地理学研究会」、通称「ちりけん」は、1950年に創立された大学公認のサークル。現在の部員数は約70名。「地理を楽しみ、地理で楽しむ」を基本方針に、高低差や暗渠を愛する人たちが集う。そんな「ちりけん」がドローンの空撮に挑んだ。


森林文化アカデミー と合同会社空創技研プロペラが「林業にドローンを活用しよう!〜第2弾〜」開催

森林文化アカデミー と合同会社空創技研プロペラが「林業にドローンを活用しよう!〜第2弾〜」開催

森林文化アカデミー (岐阜県美濃市)と合同会社空創技研プロペラ(岐阜県各務原市)が第2回目となる「林業にドローンを活用しよう!」開催し、ドローンの具体的な操作方法や使い方含め、デモンストレーションと研修を行い、林業の業務の中でのドローン活用を考えるきっかけを提供する。


CNNが米国初となる群衆上のドローン撮影の包括的な許可を得る

CNNが米国初となる群衆上のドローン撮影の包括的な許可を得る

10月18日。米国メディア大手のCNNは、連邦航空局(FAA)から航空法107条の免責を受け、群衆の上でもドローンを自由に飛行させて撮影できるようになったと発表した。


侵入ドローン対処、妨害電波で無力化(三菱電機)・ネットで捕獲(日本エム・アイ・シー)「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」

侵入ドローン対処、妨害電波で無力化(三菱電機)・ネットで捕獲(日本エム・アイ・シー)「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」

世界各地でテロのリスクが増し、テロ対策が重大な課題となっているなか「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」が10月11日から13日の3日間、東京ビッグサイトで開催された。11回目となる今年は、100社を超える企業、団体が出展するほど盛況でドローン関連の出展も目立った。