【慶大×田村市】国交省承認取得! 船引高ドローンチームが野外音楽フェスで活躍!

【慶大×田村市】国交省承認取得! 船引高ドローンチームが野外音楽フェスで活躍!

 地域発信型の野外フェス、One+Nation music circusが9日、福島県田村市運動公園で開かれ著名アーティストが会場を魅了しました。会場では地元の福島県立船引高校の生徒が、慶大から指導を受けて磨き続けてきたドローンの腕を存分に発揮し、会場の空撮と、来場者向けの体験会で、来場者を盛り上げ、驚かせました。


「国土交通省承認済み」が目立つおそろいのビブス

 フェスに参加する船引高校のドローンチームは、この日のために前もって国土交通省に飛行申請をして承認を受けており、生徒たちは「国土交通省承認済み 船引高等学校ドローンチーム」と染め抜かれたビブスを着用して、会場で活動しました。
 そろいのビブスで活動は会場内でも目立ち、準備中の生徒たちの中には、ステージの設営の関係者や、出店する店の関係者などから声をかけられたり、はげまされたりしていることもありました。
 生徒のうち、空撮チームは、3人ずつ3班に分かれて、事前に練った計画に沿って撮影しました。開場は午前11時で、生徒達は開場前の様子を撮影したいと希望していたため、この日は午前9時に集合しました。会場の田村市運動公園は、チケットを示すためのゲートや、華やかな装飾、ズラリと並んだのぼり、地元の飲食店などによる出展者ブースの準備が進むなど、来場者を迎える準備が着々と整いつつあり、生徒たちは来場者が入場する前の、ふだんの陸上競技場とはまったく趣の異なる会場を記録しました。

空撮チームは午前9時に集合して打ち合わせ。このあと開場時間前から開場の様子を撮影する

開場時間前の、まだ静かなうちに撮影。3人1組で残る2人は保安要員としてドローンが飛行するポイントに先回りし安全を確保する

飲食店なども多く出店。地元に縁のある店も目立った

来場者がドローンに「わ~い!」と入場

 午前11時過ぎの開場とともに、来場者が開場入りする様子も撮影場面のひとつ。ゲートから入ってくる来場者の表情をドローンでとらえると、それに気付いた人がドローンに手をふる場面もみられました。
 11時半過ぎから、鬼五郎・幡五郎太鼓、新しい学校のリーダーズのステージが続きます。オーディションをはさんで、14時の本編がスタートするまでが撮影タイム。ただ、本編の中でパフォーマンスを披露するTEMPURA KIDZの時間帯に限り、撮影を認められていて、この時間はもう一度空撮ができます。
 空撮の各チームとも、限られた時間の間に〝記憶に残るワンシーン〟の獲得を目指し、会場内をかけまわりました。

限られた時間内が空撮の勝負どころ。ステージ上のドローンが、新しい学校のリーダーズのパフォーマンスを撮影

来場者は頭上のドローンに笑顔を見せながら入場

会場の盛り上がりを上空から狙うドローン

体験会は人気、早々に「満員御礼」 生徒が来場者に親身でていねいなサポート

 ドローン体験チームも開場時間前に、担当する8人がそろい、準備に入りました。
 体験は3エリアを準備。一度に3人が体験できる体勢です。各エリアで、コンクリートブロックのおもりに括りつけた紐でつなぎ、〝暴走対策〟を施したトイドローンをスタート地点に置き、そこから数メートル離れた場所にゴールに見たてたフラフープを置きました。スタートから飛ばしたドローンを、持ち時間の15分の間に、フラフープのゴールに入れるゲーム仕立ての体験です。それぞれのブースには生徒が待機し、来場者の操作をサポートします。
 体験エリアとは別に、受付も準備しました。体験希望者が一度に殺到しないよう、あらかじめ受付で体験時間を記した整理券を配りました。
 体験会の受付にも、開場してまもなく、親子連れを中心に体験希望者が並び始めました。体験希望者は途切れることなく、ドローンへの関心の高さが伺えました。
 ブースでは、整理券を持った体験希望者に、まずはこの日の体験ブースの運営を取り仕切っていた糺の森(東京)の、土方愛玲奈さんがルールを説明し、その後、3っつのブースに待機した高校生にバトンを引き継ぎます。生徒は、来場者に、ドローンを操作する「プロポ」の使い方をていねいに教え、ドローンが浮かび上がると「上手、上手」と声をかけたり手をたたいたりして盛り上げて、ドローンの動きをみあがら、「あと少し右だね」、「スティックは倒しきらないで、軽く動かしたほうが思ったように動きやすいよ」と助言したりして、来場者といっしょになってゴールを目指しました。
 体験会も空撮と同様、ステージで本編が始まる14時まで。それまでの間、生徒たちは、来場者に喜んでもらえるよう、精いっぱい来場者をもてなしていました。ドローンの操作を楽しんだ来場者も満足そうに笑顔を浮かべていました。

体験チームも直前打ち合わせ

体験ブースを訪れた来場者を船引高校ドローンチームの生徒たちがていねいにサポート

体験会で来場者が一生懸命。「もうちょっと、もうちょっと」と生徒たちも一生懸命

ドローン体験の場所に誘導する案内板。ドローンが田村市の特徴であることを印象づけている

体験会の参加を呼びかける看板

ドローン体験は早々に定員に達し、受付では参加をよびかける看板が「満員御礼」に

場内アナウンスでも船引高校ドローンチームの活動を紹介

 会場では、場内アナウンスでも「本日は地元、田村市の県立船引高等学校の生徒がドローンで撮影しています」と紹介するなど、「地域発信型フェス」を掲げる「One+Nation」として、ドローンが田村市の特徴であることを、来場者に強く印象づけていました。
 またこの日、船引高校のドローンチームが活躍することを知って、佐野日本大学中等教育学校(栃木県)ドローン部の部長、池亀真紀さんと、同部顧問、安藤昇先生が体験ブースに激励に訪れ、高校同士のドローンの交流ができました。
 ステージでは14時以降、ACROBAT ATHLETE、まこみな、SOLIDEMO、TEMPURA KIZ、三戸なつめ、Ms.OOJA、若旦那、山猿のパフォーマンスが続きました。
 TEMPURA KIZのときに限り、ドローンでの撮影が認められていたため、空撮チームが再び、活動開始。フライトするドローンを見つけたTEMPURA KIZのメンバーが、ドローンに手をふりながら、「みんなも手を振ろう」と呼びかけて、オーディエンスも一緒に手をふる場面もありました。
 船引高校では週明け11日(月)に、慶大が指導するドローン特別講座の第2期が最終日を迎えます。フェスや、それ以外の第2期の活動を通じて、何を得て、何を考えて、これからにどういかすのか、などを考える時間になりそうです。

来場者はゲートから競技場にはいると立ち並ぶのぼりに迎えられる。ドローンタイムズの名前の入ったのぼりも

撮影した映像をいったん確認してみようか

体験会の受付テントには途切れることなく参加希望者が訪れていた

佐野日本大学中等教育学校ドローン部部長の池亀麻紀さん(3年)も体験ブースを訪問

体験ブースのテントに、ドローンタイムズの記事が紹介されていました

船引高校を指導してきた慶大SFC研究所・ドローン社会競創コンソーシアムの南政樹事務局長もチームの一因として撮影に参戦

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