米国InterDrone 2017でインテルが基調講演で新しいクラウドサービスを発表

米国InterDrone 2017でインテルが基調講演で新しいクラウドサービスを発表

米国ラスベガスで開催されているInterDrone 2017の基調講演に登壇したインテルのブライアン・クリザニッチCEOは、産業用ドローンの新たなソリューションと自動化システムを発表した。


ドローンのデータ分析ソリューションIntel Insight Platform

インテルのブライアン・クリザニッチCEO

 会場に登場したインテルのブライアン・クリザニッチCEOは「データは新しい油田」だと比喩すると「5分間のフライトで40ギガバイトものデータを収集できる産業用ドローンは、そのデータの処理が重要になる」と提唱した。そしてインテルは、商用ドローンが取得する膨大なデータを管理し、分析やレポート作成などのサービスを実現するIntel Insight Platformを提供すると発表した。Intel Insight Platformは、クラウドサービスとして提供され、2Dおよび3Dモデル生成や変化の検出に植物計数などの高度なデータ分析を行う。すでにサイトは開設されていて、ユーザー登録を受け付ける状態になっている。しかし、具体的なサービスの提供は今後になる。

www.intel.com/intelinsight

分析やレポート作成などのサービスを実現するIntel Insight Platform

Intel Mission ControlによるIntel Falcon 8+ Systemの自動飛行を実演

ステージで自動飛行するIntel Falcon 8+ System

 基調講演の会場では、今年の後半にリリースが予定されているIntel Mission Controlソフトウェアで、Intel Falcon 8+ Systemを自動飛行させるデモンストレーションが実演された。Intel Mission Controlでは、最適な飛行経路をマッピングし、対象物の検査などに必要な飛行プロセスの簡略化と自動化を実現する。会場では、特設の建物の窓や柱をIntel Falcon 8+ Systemで検査し、その画像をIntel Insight Platformで解析して、変化検出アルゴリズムによって、以前との違いを指摘する様子も紹介された。

画像をIntel Insight Platformで解析して変化を表示する様子

 ただし、以前にインテルの新テクノロジー・グループの社長兼ゼネラルマネージャーのアニル・ナンデュリ氏にインタビューしたところ、Intel Falcon 8+ Systemの日本での販売については「利用する通信帯域の問題で、日本で技適を取得できるかどうかが不明なので、販売は未定」との回答だった。

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