Ziplineがタンザニアで世界最大のドローン空輸網を整備すると発表

Ziplineがタンザニアで世界最大のドローン空輸網を整備すると発表

8月24日。アフリカのルワンダで固定翼ドローンによる医療物資の空輸を提供しているZipline社(本社:米国カリフォルニア州、代表:ケラー リナウド)は、アフリカのタンザニアで100機以上のドローン空輸網を整備すると発表した。


4つの物流センターで1日に2,000フライトを計画

ルワンダの物流センターでは現地スタッフが運営している

 タンザニア政府の発表によれば、ドローンによる空輸を実現するために、国内に4つの物流センターを開設し、各所に最大で30機のドローンを配備する計画。各物流センターからは、1日に最大で500回のドローン空輸が可能。すべての物流センターが完成すれば、最大で1日に2,000フライトを実現する。Ziplineの固定翼ドローンは、1.5kgのペイロードがあり時速110kmの速度で飛行し、160kmの距離を往復できる。その機体はカタパルトを使って打ち出され、物資を届ける場所にくると旋回して飛行高度を下げ、パラシュートのついた箱を投下する。投下後は再び上昇し、物流センターに帰還してネットで回収される。配達地点に着陸しないので、医療施設側には特別な設備を設置する必要がなく、自動航行の精度さえ正確ならば、半径80km以内の地域に平均で30分以内に医療物資を配送できる。タンザニア政府は、最初の物流センターを首都ドドマに開設し、2018年の第1四半期から飛行を開始する予定。タンザニアの医療局長Laurean Bwanakunu(ローラン・バナクヌ)氏は「私たちは5,640の公衆衛生施設に、必要な医薬品や医療用品に試験用試薬を、どこにでも配送できるように努力していきます」と話す。またタンザニア保健省の常務長官のMpoki Ulisubisya(モポキ ウリスビシャ)博士は「私たちのビジョンは、社会的幸福を向上させ、個人や国の発展に効果的に貢献する健全な社会を実現することです。 Ziplineとの協力は、そのビジョンの実現に役立ちます」と語る。
 Ziplineは、2016年10月からアフリカのルワンダで最初のドローン空輸サービスを開始し、これまでに1,400回以上の飛行で2,600回を越える血液の空輸を行ってきた。その総飛行距離は10万kmを越える。同社の公開している最新の動画によれば、ルワンダでのドローン空輸は現地のスタッフによって運営されている。そして短時間の血液の空輸によって、多くの命が救われている。同社CEOの ケラー リナウド氏は「世界中の何百万という人たちが、必要なときに必要な薬を手に入れられないために、命を失っています。我々のドローン空輸は、この問題を解決する一助になります」と話す。

Ziplineによるドローン空輸は目的地でパラシュートのついた医療物資を投下する

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