senseFly 社の最新UAVの飛行デモンストレーション(2)

senseFly 社の最新UAVの飛行デモンストレーション(2)

ジオサーフ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:内山雅之)は、茨城県の守谷市にあるラジコン飛行場で、senseFly 社の固定翼UAVのeBee RTKと、マルチコプターのalbris(アルブリス)のデモンストレーションを実施した。


3種類の画像を1フライトで撮影できる専用のカメラヘッドが特長

albrisを手に説明するジオサーフの藤田義人氏

 senseFlyのalbrisは、約1.8kgのクアッドコプター。フレームとプロペラガードと脚が一体となったデザインで、機体の先端に取り付けられているマルチカメラ(トリプルビューヘッド)が特長。この専用カメラヘッドには、38メガピクセルのRGB画像と、サーマル画像にビデオ画像を撮影できるセンサーが装備されている。3種類の画像が1回のフライト中に切り替えて撮影できる。カメラのヘッドは、垂直方向に180°の範囲で動作が可能。6倍のデジタルズームと、5mの距離から約1mmの静止画像を撮影できる。民生用のドローンでは、下方向に90°までカメラをチルトできる機種はある。しかし、albrisは下方だけではなく上方にも90°までチルトできるので、機体の上方を撮影したい、という用途に向いている。また、機体の左右や上下などに5つのデュアルセンサーを搭載し、構造物などを認識して衝突回避や一定間隔でのオートパイロットが可能。フライトモードは、専用ソフトによる自律飛行とGPSによるマッピングに、コントローラーによる手動操作を状況に応じて切り替えられる。

複数のカメラとセンサーを備えたジンバル機構のヘッドが特長

機体に5ヶ所あるデュアルセンサー

自動化されたキャリブレーションと高性能な超音波センサー

PCに専用のWiFi通信機を接続して機体をコントロールする

albrisのフライトの様子

 albrisもeBeeと同様に、eMotionソフトウェアを使ってフライトプランを作成できる。フライト中は、ライブビデオの閲覧が可能で、画像は機体にセットしたSDカードに保存される。機体とPCは、eBeeと同様に専用のWiFi通信機を使ってデータを交換する。eBeeとの違いは、コントローラーによるマニュアル操作が可能な点。設定を切り替えるだけで、自動飛行から手動での操縦に対応する。また、センサーによる構造物の認識は、障害物や撮影対象への衝突を防止し、設定した間隔を維持したクルーズコントロール機能による飛行が可能。デモフライトでは、格納庫を対象物に見立てて、そこから3m以内には接近しないようにプログラムし、一定の間隔を保ったままでalbrisが水平に飛行する様子が紹介された。
 ジオサーフの藤田義人氏によれば「GPSが届かない場所でも、対象となる構造物との距離を維持して飛行できるので、橋梁下などの点検にも対応できる」という。

専用ケースの上に置かれたalbris

専用ケースには機体がすっぽりと入る

対象物から3mの距離を保ってオートクルーズする様子

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