横浜で「ドローンの進化が生み出す豊かな未来社会とビジネスチャンス 」セミナー 横浜ITクラスター交流会

横浜で「ドローンの進化が生み出す豊かな未来社会とビジネスチャンス 」セミナー 横浜ITクラスター交流会

第18回横浜ITクラスター交流会は、経産省製造産業局 産業機械課 ロボット政策室 課長補佐の牛嶋裕之氏とテラドローンの事業開発部長の竹崎孝二氏を迎えて「ドローンの進化が生み出す豊かな未来社会とビジネスチャンス 」をメインテーマに13日、横浜市の横浜情報文化センターで開催された。


横浜を拠点にする各企業のビジネスチャンス拡大に活動する任意団体がドローンをテーマにセミナー開催

 横浜経済の発展を目的に民間有志と横浜市、公益財団法人横浜企業経営支援団体(IDEC)が連携し活動する第18回となる横浜ITクラスター交流会は、ドローンを取り上げ、横浜市の横浜情報文化センターで13日に開催された。交流会は「ドローンの進化が生み出す豊かな未来社会とビジネスチャンス 」をメインテーマに、経済産業省 製造産業局 産業機械課 ロボット政策室 課長補佐の牛嶋裕之氏と「日本発のグローバルメガベンチャー」を目指すテラドローン株式会社の事業開発部長の竹崎孝二氏の2人が登壇した。
 交流会の冒頭、実行委員会の吉川淳一郎委員長は、2015年4月に首相官邸屋上からドローンが発見された事件から半年後の10月、第11回同交流会にDJI JAPANの呉韜社長が登壇したのがきっかけで、横浜市金沢区に首都圏初となるドローンフィールドを開設することができた裏話を披露した。

第18回横浜ITクラスター交流会で冒頭挨拶する実行委員会の吉川淳一郎委員長=7月13日、横浜市の横浜情報文化センター

ドローン産業拡大の鍵は利活用の推進

 今年経産省のドローン担当となった牛島氏は、「『空の産業革命』 に向けた政策の動向」として、今年5月に改訂された空の産業革命に向けたロードマップや運行管理システム(UTM)の研究開発プロジェクトなどについて基調講演を行った。
 改訂されたロードマップでは2018年には離島や過疎地への目視外飛行での配送が開始され、今後はUTMの開発、社会実装によって人の上を目視外でのドローンの飛行を目指すとした。
 牛嶋氏は「ロボット産業が日本で発展しているのはロボットの需要があるからで、ドローンが活用されなければドローンを取り巻く産業は育たない。ドローンの市場拡大には、利活用の推進が重要」と話した。
 また「UTMシステムを社会実装すると、ドローンが目視外飛行でロボットのように様々なな現場で活躍するようになり、ドローン産業全体の拡大につながる」と今後の展開に触れ締めくくった。

経産省を中心としたドローンの取り組みについて話す牛嶋裕之氏。

i-Constructionの先進事例を具体的に紹介

 ドローンを使った点検、測量などの事業を国内外で展開するテラドローンの竹崎氏は、UTM、土木測量サービスやその最新技術など実例を交え分かり易く紹介した。
 土木測量サービスとして、先ずカメラ搭載型ドローンを使用した写真測量では、対空ターゲットを設置、ドローンによる空撮、撮影データの解析といった一連の作業が、人員、時間、経費を節約でき、さらに正確な3次元データが得られることをを説明した。
 レーザー搭載型ドローンによる測量では、より細かな点群データによる3次元測量が可能となる。なかでもほぼ垂直な岩壁で行ったレーザー測量の実例では、地上からは見えない部分のデータ取得が可能となり、詳細な3次元が得られることを見せた。
 メガソーラーでの太陽光パネルの点検にもドローンは有効で、上空から赤外線カメラを使うことで、人がパネルごとに点検するより正確に早くホットスポットを発見できる。
 最後に竹崎氏は同社が開発したソフトとして、ドローンの自動航行から、画像処理、画像解析までの全てのワークフローを一つのWebアプリ上で行えることで、面倒な点群化プロセスをショートカットするドローン専用のTERRA MAPPERという自動画像処理サービスを紹介した。

ドローン測量、点検の現状を実例を交え話すテラドローンの事業開発部長の竹崎孝二氏

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