鯨の生態を調査する最先端のドローンSnotBot(スノーボット)

鯨の生態を調査する最先端のドローンSnotBot(スノーボット)

キックスターターで資金調達に成功したOCEAN ALLIANCE(オーシャン・アライアンス、本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Iain Kerr)は、鯨の生態を調査するための特注ドローンSnotBot(スノーボット)を開発した。


鯨の肺の内部サンプルを収集するドローンを独自に開発

特注ドローンSnotBot(スノーボット)の運用イメージ

 SnotBot(スノーボット)は、その名前の通り鯨が肺から吹き出す息や鼻水(snot)などを採取する目的で開発されたドローン。写真の形状からもわかるように、ドローンの下部に取り付けられた吸入装置を使って、鯨が鼻から吹き出した気体や液体を採取する。以前は、動画のようにドローンの下に脱脂綿やシャーレを取り付けて採取していた。新しく開発されたドローンにより、より多くの肺の内部のサンプルを取得することで、ウイルスや細菌の感染を確認し、DNAを解析して鯨の生態系が吸収している環境毒素も探索できる。さらに、ホルモンのレベルをテストすることにより、鯨の生息地に人間の活動が及ぼす影響も研究できるという。SnotBotドローンは、海上を飛行して鯨から約0.5マイル(約800メートル)の距離に近づいてサンプルを採取する。従来のモーターボートによる採取と比べて、鯨にストレスを与えることなく、効果的なサンプルを獲得できるという。
 開発にあたっては、アメリカの工学教育の改革を牽引しているオーリン・カレッジ(Olin College)が協力している。(http://www.olin.edu/)
 また米インテル社もデータ解析のためのAI(人工知能)の分野で協力している。

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