ザンビア共和国の保健省と民間航空局の幹部がエアロセンスのドローンを飛行体験

ザンビア共和国の保健省と民間航空局の幹部がエアロセンスのドローンを飛行体験

日本のドローンに関する規制や物流における活用事例の学習と飛行視察を目的に来日したザンビア共和国の保健省と民間航空局の幹部3名が、エアロセンスのドローンを飛行体験を6月7日、千葉県市原市勝間にある勝間飛行場で行った。


ドローンを活用した医薬品などの空輸を目指すザンビア共和国

オートパイロットを操作する視察団とエアロセンスの嶋田悟氏(右)

 今回の来日は、独立行政法人国際協力機構(東京都千代田区、理事長:北岡伸一、以下 JICA)の「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」としてエアロセンス株式会社(東京都文京区、代表取締役:谷口恒、以下エアロセンス)が実施中の「ザンビア国 小型無人航空機(ドローン)を用いた物流サービス普及促進事業」の一環で実現した。ザンビア共和国からは、保健省の幹部1名と民間航空局の幹部2名が来日し、千葉県市原市勝間にある勝間飛行場でエアロセンス製の2種類のドローンを視察した。1つは、自律飛行のVTOL型ドローン。垂直に離着陸して、上空で大型のプロペラを水平の向きに回転させることで水平飛行の推力を得る。最高速度は130km/hを越え、20km先まで検体サンプルなどを空輸できる。実験では、PCのアプリケーションから飛行ルートを設定すると、フルオートで離陸し水平飛行に移ると数回の旋回を繰り返し、数分後に最初の離陸地点に着陸した。自律飛行の様子を視察したCIVIL AVIATION AUTHORITY(民間航空局)でINSPECTOR AIRWORTHINESS AVIONICS(航空機監査官)を務めるEng. Lumbwe Chiwele氏は、「ザンビアは洪水で道路が潅水し、陸路のインフラが十分ではないので、ドローンによる検体サンプルなどの空輸により、保健医療の分野で活用されることを期待している。また将来的には、測量や資源探査などで活用できればと願っている」と語る。

オートパイロットの様子を見守る一行

マルチコプターのセットアップからオートフライトまでを体験

マルチコプターのセットアップも体験

 VTOL機の自律飛行に続いて、同じくエアロセンス製のマルチコプターを実際に操作する飛行体験も行われた。専用のケースに収納されたマルチコプターに、バッテリーやカメラを取り付ける手順から、PCのアプリケーションの音声ガイダンスにしたがって、機体に装備されているコンパスのキャリブレーションを行い、フライトプランを実行してオートパイロットによる自律飛行を経験した。エアロセンスのマルチコプターは、PCに接続したコントローラーを使って、マニュアルでの飛行もできる。一連の操作を指導していたエアロセンスの嶋田悟氏は、オートフライトの途中で操作をマニュアルに切り替えて、来日した3名にドローンの操縦も体験してもらった。先のChiwele氏も実際のドローンを操縦して「思っていたよりも簡単に操作できた」と感想を述べた。
 今後は、マルチコプターとVTOL機をザンビア共和国に持ち込み、現地での実証実験を地元のスタッフが行い、数ヶ月後に日本にフィードバックする計画。

機体のキャリブレーション設定も体験

コントローラーでマルチコプターを操作する視察団

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