【慶大×田村市】船引高生、見ごろの桜を空撮 トイドローンで磨いた腕で自在に操縦

【慶大×田村市】船引高生、見ごろの桜を空撮 トイドローンで磨いた腕で自在に操縦

 慶大とドローンの利活用に関わる包括連携協定を結んでいる福島県田村市で、市内にある県立船引高校の生徒がドローンで、ちょうど見ごろを迎えた桜の撮影にのぞんだ。2本の大きなしだれ桜が目を引く万福寺で慣れた手つきでドローンをフライトさせた。


ドローン測量の「糺の森」専門スタッフがていねいに指導 「無理はしないでね」

青空に映えるしだれ桜をドローンで空撮する船引高の生徒達

 この日の撮影に参加した生徒は3年の石井新一さん、佐藤史隆さん、2年生の半澤翔太さんの3人。午前中の部活(石井さん、半澤さんは卓球部、佐藤さんは剣道部)をそれぞれ終えたあと、午後1時に撮影現場に移動した。
 この日は、ドローン測量などの事業を手掛け、慶應大学SFC研究所・ドローン社会共創コンソーシアムの会員でもある株式会社糺の森(東京都)の専門スタッフ、桐山啓介さん、土方愛玲奈さんが生徒達につきそい、ドローンの操縦と撮影についてていねいに手ほどきした。
 桐山さん、土方さんはサングラスをかけている理由を「カッコの問題とは別に、上空のドローンを目視しようとしても、まぶしさで見失いがちになるから、それを避けるためなんです」、長袖の服装についても「プロペラが腕に当たることなどに備えて着ています」とそれぞれ理由があることを、分かりやすく説明した。また「操作するときは操縦に集中する人と、監視役の2人1組で行っています」と一人で操作をしないことや、「電線だとか、周囲の状況には常に注意を払っています」「『大丈夫だろう』などとと過信をしたり、無理をしたりすることは、絶対にしないようにしています」と、ドローンをフライトさせるさいの、プロの心構えを伝えた。
 気持ちの準備が整ったところで、空撮を開始。機体はDJI製のPhantom4。昨年12月から操縦技術だけが頼りのトイドローンで腕を磨いてきた生徒は、難なくふわりとドローンを浮かせ、桐山さん、土方さんの「もう少し近づけますね」「もう少し上昇しましょうか」などという声にしっかりと対応し、自在に操縦していた。撮影中も「映像作品を撮るときにはゆっくりと動いた方がいい」「短いカットをつないだほうがいい」などの助言をうけ、生徒達もひとつひとつうなずいていた。
 撮影には、船引高校の伊豆幸男校長、木ノ瀬毅教諭、田村市役所産業部商工観光課の職員も立ち会い、生徒達の成長ぶりに目を細めていた。
 生徒達が撮影した映像は今後、船引高校や田村市が活用法を検討していく。

 株式会社糺の森:http://tadasunomori.com/company.html

生徒達の活躍を船引高校の伊豆校長もカメラに納めていた

ドローンの操縦や撮影のポイントについて、糺の森の専門スタッフが丁寧に説明。生徒達も真剣に聞いていた

撮影になれてくると、生徒にもこだわりが芽生え始め、独自のアングルからの撮影にも挑戦していた

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