日本建築学会では、建築物の維持保全の合理化を図る一つの手段として、UAV(以下、ドローン)技術の利活用に着目し、建築分野に係るドローンの技術情報の収集、建築物の点検・調査技術、そして建築分野でドローンを安全に活用するためのガイドライン等について検討している。
一方で、ドローン産業は未だ黎明期にあり、建築分野でのドローンの活用を促進させるためには、建築に携わる関係者がドローン技術の現状と課題を把握できるプラットフォームを作ることが必要であると考え、第1回建築ドローンシンポジウム「建築×ドローン2017」を企画した。
本シンポジウムでは、ドローンにおける国交省の動向、本WGの活動内容、安全飛行と技能、建築物の点検・調査事例、海外のドローン技術等の最新情報を通して、建築分野におけるドローンの活用の可能性を見出すきっかけとなることを期待する。
主催: 日本建築学会(材料施工委員会耐久・保全運営委員会)
後援: 日本建築仕上学会、日本ドローンコンソーシアム
日時: 5月18日(木)、13 :30~17:00
会場: 建築会館ホール(東京都港区芝 5-26 -20)
定員: 180名
参加費: 会員4,000円 後援 5,000円 会員外6,000円 学生2, 000円
(資料代含む/当日払い)
Web申込み https://www.aij.or.jp/index/?se=sho&id=1765
よりお申し込みください。
問合せ: 事務局事業グループ 浜田
TEL 03-3456-2051
プログラム
司会:兼松学(東京理科大学)
1.主旨説明 宮内博之(建築研究所)
2.ドローンに関わる国交省(建築分野)の動向 眞方山美穂(国土技術政策総合研究所)
3.UAVを活用した建築保全技術開発WGの活動報告 宮内博之(前掲)
4.ドローンを活用したインフラ点検調査事例 石田敦則(三信建材工業)
5.ドローンを活用した建物外壁点検調査事例 大場喜和(ERIソリューション)
6.ドローンを活用した建築外壁タイル仕上げ調査事例
河辺伸二(名古屋工業大)、渡辺正雄・中島圭二(コンクリート技術支援機構)
7.構造被害調査へのドローンの活用 楠浩一(東京大学)
8.海外におけるドローン最新技術動向 石田晃啓(三信建材工業)
9.ドローンの飛行安全と操縦技能について 酒井学雄(日本ドローンコンソーシアム/スカイスコープソリューションズ)
10.まとめ鹿毛忠継 (国土技術政策総合研究所)