Japan Drone 2017速報・ドローンで新たな産業を興す「福島ロボットテストフィールド」

Japan Drone 2017速報・ドローンで新たな産業を興す「福島ロボットテストフィールド」

福島県の商工労働部は、平成30年度から順次開所を予定している「福島ロボットテストフィールド」や南相馬市復興工業団地などを案内し、その隣ではJUTMが3月に行われた航空管制の実証実験の様子を紹介していた。


南相馬市復興工業団地などを紹介する「福島ロボットテストフィールド」のブースの隣にはJUTMが3月に行われた航空管制の実証実験の様子を紹介。

ドローン関連の実証実験を積極的に受け入れる南相馬市

 ドローンをはじめとして陸海空のロボットの一大実証拠点として整備が進む約50haの「福島ロボットテストフィールド」は、平成30年度から完成した施設ごとに順次開所を予定している。
 計画されている主な施設は、「無人航空機エリア」に「インフラ点検・災害対策エリア」、「水中水上ロボットエリア」、そして「開発基盤エリア」となっている。実際の施設が完成するのは、平成30年度から順次となっているか゜、すでに一部の管理地や地権者の協力を得て、ドローン関連の実証実験はスタートしている。
 3月16日には、JUTMが日本初となる複数のドローンによる飛行管制システムの試験飛行を行った。また「そら楽」も南相馬市から浪江町までの海岸線を利用してドローンによる長距離の物流を検証している。福島県 商工労働部 ロボット産業推進室では、「要望があればドローンの実証実験を行う場所や機会は柔軟に提供する」と話す。

【問い合わせ先】
福島県 商工労働部 ロボット産業推進室
robot@pref.fukushima.lg.jp

「福島ロボットテストフィールド」の実証実験を紹介するJUTM

 福島県の展示ブースの横には、JUTM(Japan Unmanned System Traffic & Radio Management Consortium:日本無人機運行管理コンソーシアム)が出展していた。JUTMは、無人機を安全に運行させるための技術開発、ルール形成、制度設計などの活動によって社会実装を進める組織。東京大学の鈴木真二教授が、コンソーシアムの取りまとめと大学との研究調整を推進している。主な参加企業や関連団体は、以下のようになっている。

【ANAホールディングス】空運に関する経験やノウハウと航空業界との連携
【NTTドコモ】携帯電話の空中利用検討
【日本郵便】郵便事業に関する適用検討
【日立製作所】運行管理のシステム化に関する検討
【富士重工】機体の安全性に関する検討
【ヤマトホールディングス】物流事業に関する適用検討
【東京大学 淺間一】ロボット技術全般指導
【AIST 産業技術総合研究所】性能評価手法
【NICT 情報通信研究機構】電波管理技術
【JAXA 宇宙航空研究開発機構 航空技術部門】空域管理技術
【ENRI 海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所】航空管制技術
【福島県】ロボットテストフィールドの利用促進

今回の展示では、3月に実施した日本初となる「複数事業者によるドローン運航管理デモンストレーション」の様子をパネルなどで紹介していた。

https://www.dronetimes.jp/articles/1106

JUTMのブースでは3月に行われた実証実験のビデオなどを紹介。

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